人文科学府 言語・文学専攻 西洋文学 分野
仏文学 専修
専修科目 (単位数 2)
専攻必修科目
対象学年:
対象学部等:
フランス文学特殊研究 III
French Literature Special Studies III
講義題目  フランス17世紀演劇研究
京都大学大学院文学研究科 准教授 永盛 克也
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 後期
集中
箱崎 仏文演 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2017/2/24 (09:47)
授業の概要 フランス17世紀演劇の諸相−歴史的背景、劇場と劇団、主要な劇作家と作品、美学的争点−を吟味する。18世紀以降のフランス文学・フランス文化の規範としての、またロマン主義以降の批判の対象としての「古典演劇」を理解するためにも、まずは17世紀という時代を十分に理解する必要があるからである。

(This course examines several aspects of 17th Century French Drama – historical background, theatres and playing companies, major playwrights and dramatic works, aesthetical controversies – with the aim of understanding the "French Classical Drama", considered as literary and cultural norms after 18th Century, or as target for criticism by romantic writers.)
キーワード : フランス 演劇 17世紀 古典主義
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 2017年11月13日(月)〜11月16日(木)
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(フランス語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
ML_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
当該分野における研究史と方法論を体系的かつ詳細に説明できる。 当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。 当該分野における研究史と方法論を説明できる。 当該分野における研究史と方法論を説明しようとする。
ML_B2-a [総合把握力]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を十分に身につける。 高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。 高度に専門的な知識を総合的に把握しようとする。 高度に専門的な知識を把握しようとする。
専門的研究手法
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
専門分野に固有の問題設定や研究手法をきわめて正しく身に付けることができる。 専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。 専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けようとする。 専門分野に固有の問題設定や研究手法を理解する。
興味関心の幅広さ
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を旺盛に持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を十分に持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養に目を向ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリント等を配布する。
参考書 : 授業の際に指示をする。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション 演劇流行の社会的背景 リシュリューの文化政策
2 パリの常設劇場 新世代の劇作家と新たな観客層
3 演劇の擁護(コルネイユ『舞台は夢』)
4 悲喜劇の流行 バロックと古典主義(『ル・シッド』論争)
5 悲喜劇から悲劇へ 17世紀の劇作法の確立(コルネイユ『シンナ』)
6 世紀の転換期(フロンドの乱)と新たな感性の出現(プレシオジテ)
7 モリエールの喜劇1 娯楽と諷刺の総合(『人間嫌い』)
8 モリエールの喜劇2 娯楽と諷刺の総合(『タルチュフ』)
9 ラシーヌの悲劇1 劇作法と文体の洗練(『アンドロマック』)
10 ラシーヌの悲劇2 劇作法と文体の洗練(『イフィジェニー』)
11 古典主義理論の確立(ボワロー『詩法』)
12 オペラの流行(リュリー/キノー)
13 パリの劇場の再編 レパートリー化 「古典演劇」の誕生
14 17世紀演劇と新旧論争
15 まとめと展望

成績評価
観点→
成績評価方法
ML_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
ML_B2-a
[総合把握力]

専門的研究手法

興味関心の幅広さ
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 適宜、メール等で質問を受け付ける。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)