文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
近現代哲学演習 II
Modern Philosophy (Seminar II)
講義題目  原典精読(承前)ー デカルト『方法序説』「第2部」より
准教授 大西 克智
科目ナンバリングコード: LET-HUM3122J
講義コード: 19055800
2019 後期
毎週 月曜4限
伊都イーストゾーン 哲学演 教室
M/J科目 (日本語, French)
更新情報 : 2019/10/24 (10:50)
授業の概要  前期に引き続き、ルネ・デカルトによる『方法序説』を「第2部」から精読する。参加者には、仏語原典ないし英訳(あるいはラテン語版からでも!)の邦訳を分担してもらう。デカルト哲学へのイントロダクションという側面もあるので、関連するテクストや問題も随時紹介してゆく。
 後期全体のスケジュールを最初に確認する必要があるので、出席予定者は可能な限り初回(10月7日)に来られたい。それが不可能で、周囲から情報を得ることも難しい場合は担当教員まで連絡を取ること。

( This seminar course aims to familiarize students with Cartesian philosophy through an intensive reading of "Discourse on the Method" of R. Descartes. )
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて、全体的に把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めていちおう把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて把握することができていない。
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて、深く理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて、いちおう理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて理解できていない。
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
講読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら、忠実に理解することができている。 講読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら理解することができている。 講読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながらいちおう理解することができている。 講読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら理解することができていない。
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
現代の私たちとは異なる思考の布置を十分に踏まえた上で文献を講読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置を踏まえた上で文献を講読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置をいちおう踏まえた上で文献を講読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置を踏まえた上で文献を講読することができていない。
B_B1-c [外国語運用能力]
外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。
講読する文献(原典ないしその英訳)を、行間までに含めて、深く読むことができている。 講読する文献(原典ないしその英訳)を正確に深く読むことができている。 講読する文献(原典ないしその英訳)を、一通り読むことができている。 講読する文献(原典ないしその英訳)を、十分に読むことができていない。
B_B1-g [論理的思考能力]
文献などの収集能力およびフィールドや実験などの研究能力と、それを系統立てて整理する論理的思考能力を、各研究分野と中等高等教育分野のほか、様々な職種へ活用できる。
講読する著作の著者固有の論理的展開を正確に追うことができている。 講読する著作の著者固有の論理的展開を追うことができている。 講読する著作の著者固有の論理的展開をいちおう追うことができている。 講読する著作の著者固有の論理的展開を正確に追うことができていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 原著(英訳も含む)を出席者が順に訳出してゆく(担当回は邦訳を配布する)ことを基本形態とする。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : デカルト『方法序説』仏語原典とそのラテン語訳および英訳を併用する。テクストは複写版を配布する。
参考書 : 演習内で適宜指示する
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
2 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
3 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
4 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
5 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
6 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
7 デカルト『方法序説』「第2部」全体の整理 整理
8 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
9 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
10 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
11 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
12 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
13 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
14 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
15 デカルト『方法序説』「第3部」購読 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-b
[アプローチの理解]
B_A-c
[言葉の理解]
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-c
[外国語運用能力]
B_B1-g
[論理的思考能力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)