文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
教父中世哲学演習 I
The Church Fathers and Medieval Philosophy (Seminar I)
講義題目  西欧中世の普遍論
福岡歯科大学口腔歯学部 教授 永嶋 哲也
科目ナンバリングコード: LET-HUM3131J
講義コード: 19054800
2019 後期
毎週 木曜4限
伊都 哲学演 教室
M/J科目 (日本語, ラテン語)
授業の概要 西欧12世紀に戦わされた普遍論争について、ペトルス・アベラルドゥス(ピエール・アベラール)の哲学書を講読することを通じて、何を存在すると認め、何を存在するとは認められないと考えていたか考察する。
すなわち、『ケンブリッジ・コンパニオン』もしくはそれに類する概説書によって中世哲学の基礎を学ぶ。さらに『愛の往復書簡』によって12世紀初頭パリの思想状況とアベラルドゥス個人の思想的立場を知る。そのうえでポルフィリウス『イサゴーゲー』の注解書において展開されたアベラルドゥスの普遍論を検討する。
さらには、それら中世言語哲学の検討を通じて、中世スコラ哲学の基本的な知識を獲得する。

(This seminar course introduces the medieval philosophy, through the reading of The Cambridge Companion to Medieval Philosophy, The Letters of Abelard and Heloise, and Abelard's Logica "ingredientibus".)
キーワード : スコラ学 中世言語哲学 普遍論争 イサゴーゲー注解 災厄の記
履修条件 : 特になし
履修に必要な知識・能力 : 中世哲学に興味があること。古典ラテン語を履修済みであることが望ましい。
授業計画 テキスト : テキスト
[Cambridge Companion]
The Cambridge Companion to Medieval Philosophy (Cambridge Companions to Philosophy), ed. A. S. Mcgrade, Cambridge University Press (2003/8/7) ISBN: 978-0521000635.
・『中世の哲学 ―ケンブリッジ・コンパニオン』A.S. マクグレイド (著)、川添 信介 (監訳)、京都大学学術出版会 (2012/11/1) ISBN: 978-4876982455.

[The Letters]
The Letter Collection of Peter Abelard and Heloise (Oxford Medieval Texts), ed. David Luscombe, tr. Betty Radice, Oxford Univ Pr (2013/10/15) ISBN: 978-0198222484.
・『アベラールとエロイーズ ―愛と修道の手紙』(岩波文庫 赤 119-1)畠中 尚志 (翻訳)、岩波書店 (1939/10/25) ISBN: 978-4003211915.
・『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』 (岩波文庫) 沓掛 良彦、横山 安由美 (翻訳)、岩波書店 (2009/9/16) ISBN: 978-4003211922.
・Abelard & Heloise: The Letters and Other Writings (Hackett Classics) tr. William Levitan, Hackett Pub Co Inc (2007/3/1) ISBN: 978-0872208759.
The Letters of Abelard and Heloise (Penguin Classics)ed. Betty Radice, Penguin Classics; Revised ver. (2004/4/27) ISBN: 978-0140448993.

[Universals]
・Peter Abaelards Philosophische Schriften, Vol. 1: Die Logica "ingredientibus"; 1. Die Glossen Zu Porphyrius (Classic Reprint), Forgotten Books (2018/7/27) ISBN: 978-0483273764.
・『前期スコラ学 (中世思想原典集成 7)』上智大学中世思想研究所、平凡社 (1996/6/1) ISBN: 978-4582734171.
Five Texts on the Mediaeval Problem of Universals: Porphyry, Boethius, Abelard, Dins Scotus, Ockham, Paul Vincent Spade, Hackett Pub Co Inc (1994/3/1) ISBN: 978-0872202498.
参考書 :
参考書
・『西洋哲学史 II 「知」の変貌・「信」の階梯』神崎繁、熊野純彦、鈴木泉(編)、講談社 (2011/12) ISBN: 978-4062585156.
・『哲学の歴史3 中世 神との対話 信仰と知の調和』中川純男(編)、中央公論新社 (2008/01) ISBN: 978-4124035209.
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習

授業以外での学習に当たって :
学習相談 : 適宜、メールもしくはLINEにて質問を受け付ける。メールアドレスやLINE IDなどは初回授業時に知らせる。
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
言語や認識では捉えられないものの存在について考察できる。 言葉の意味理論と存在論から認識の問題を考察できる。 意味理論から存在の問題を取り出せる。 意味理論から存在の問題を取り出せない。
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
英語に訳された哲学テキストをほぼ正確に理解でき、その理解をラテン語原文で確認できる。 英語に訳された哲学テキストをほぼ正確に理解でき、その理解をラテン語原文で確認できる。 英語で書かれた哲学テキストについて詳細の理解は不正確だが、大意は理解できる。 英語で書かれた哲学テキストの大意がとれない。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_B1-a
[古典の読解]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度
プレゼンテーション
出席

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 :

教職 :
資格 :

更新日 : 2019/2/15 (18:25)