文学部 人文学科 哲学コース
哲学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学史演習 VII
History of Philosophy (Seminar VII)
講義題目   ハイデガーの『存在と時間』を読む
西南学院大学国際文化学部 教授 森田 團
科目ナンバリングコード: LET-HUM4154J
講義コード: 19052400
2019 前期
毎週 火曜5限
伊都イーストゾーン 哲学演 教室
M/J科目 (日本語, German)
更新情報 : 2019/3/5 (01:07)
授業の概要  ハイデガーの『存在と時間』(1927)の第44節をドイツ語原文にて講読します。ドイツ語を正確に読むことを通じて、哲学的なテクストの読解・解釈の技法を学ぶことを目的とします。第44節は真理概念を問題にしていますので、真理への問いが演習の中心的な主題となるでしょう。

( In this seminar, we read Martin Heidegger's "Sein und Zeit" (section 44). By means of close reading of the text, we aim to understand Heidegger's questions concerning being, truth and language.)
キーワード :  ハイデガー 『存在と時間』 真理 
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
 人文学の理解は人間理解に収斂する。ハイデガーの「現存在」の概念の正確な読解によって、哲学における人間への問いについて理解を深める。
 哲学史の十分な知識を踏まえて、問題となる概念を理解し、それに基づいて議論が展開できる。  哲学史の知識を踏まえて、問題となる概念を理解することができる。  問題となっている概念を理解することができる。  問題となっている概念を十分理解できない。
B_B1-b [専門文献の解釈]
 外国語テクストの読解のためには、言うまでもなく、当該外国語の正確な知識(語彙・文法など)が必要不可欠である。本演習では正確に読むこととが個々人で実践できるような技法の習得を目指す。
 ドイツ語の正確な理解に基づいて文章を読むことができ、哲学的な含意を汲み取ることができる。  ドイツ語のある程度の理解に基づいて文章を読むことができ、哲学的な含意を読み取ることができる。  ドイツ語のある程度の理解に基づいて文意を取ることができる。  ドイツ語の理解に不安が残る。
B_B2-d [専門的思考方法]
 哲学的な思考法は、古典の読解によってのみ身に着けることができる。本演習では、テクストの正確な読解に基づいて問いを立て、その問いを遂行することができるようなることを目指す。
 テクストの正確な理解に基づいて、問を立てることができ、議論することができる。  テクストの理解に基づいて、自分の関心とテクストの議論を関連づけることができる。  テクストの理解に基づいて、個々の問題について質問ができる。  テクストの理解に不安が残る
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :  Martin Heidegger, Sein und Zeit, Tübingen 2006.
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B2-d
[専門的思考方法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :  単位認定にあたっては、出席ならびに演習での積極的な参加を重視する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)