文学部 人文学科 哲学コース
中国哲学史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
中国文献学基礎演習 II
Chinese Classics (Seminar II)
講義題目  『日知録』講読
福岡教育大学教育学部 准教授 竹元 規人
科目ナンバリングコード: LET-HUM2242J
講義コード: 19055700
2019 後期
毎週 金曜3限
伊都イーストゾーン 中哲演 教室
M/J科目 (日本語, 中国語)
更新情報 : 2019/3/1 (12:35)
授業の概要 中国哲学史の分野を専門的に研究するうえでの基礎力を養う演習です。
中国古典(漢文)文献の読解を通して,読解力と基礎知識の習得・向上を図ります。
講読する文献は前期に続いて顧炎武『日知録』の一部分とする予定です。
履修者による発表により進めます。

(This course aims to familiarize students with the source materials available for the study of Chinese thought.)
キーワード : 漢文,古典中国語,中国哲学史,文献学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 高校国語での漢文の知識を前提とします。中国語の学習歴があればなおよい
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-d [資料の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
講読する文献および関連資料を十全に理解している。 講読する文献および関連資料をかなりの程度理解している。 講読する文献および関連資料をある程度理解している。 講読する文献および関連資料の理解が不十分である。
B_B1-a [古典の読解]
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。
漢⽂訓読または古代漢語の読解を独力で⼗分進めることができる。 漢⽂訓読または古代漢語の読解を独力でかなりの程度進めることができる。 漢⽂訓読または古代漢語の読解を独力である程度進めることができる。 漢⽂訓読または古代漢語の読解を独力で行うには大きな困難が伴う。
B_B1-b [専門文献の解釈]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
講読する文献に関連した専門文献を適切に検討し,問題に応じて十全に解釈を行った。 講読する文献に関連した専門文献を適切に検討し,問題に応じて満足できる解釈を行った。 講読する文献に関連した専門文献を検討し,問題に応じてある程度解釈を行った。 講読する文献に関連した専門文献を適切に検討できず,あるいは問題に応じた解釈を行えなかった。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
講読する文献に即して資料を適切に捜集し,問題を提示して十全な分析を行った。 講読する文献に即して資料を適切に捜集し,問題を提示して満足できる分析を行った。 講読する文献に即して資料を捜集し,問題を提示してある程度分析を行った。 講読する文献に即して資料を適切に捜集できず,あるいは問題を提示して分析できなかった。
B_C-b [粘り強さ]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
読解・発表の準備を周到に行うために十全な粘り強さを発揮した。 読解・発表の準備を周到に行うために満足できる粘り強さを発揮した。 読解・発表の準備を周到に行うためにある程度粘り強さを発揮した。 読解・発表の準備を周到に行うための粘り強さを発揮しなかった。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 顧炎武『日知録』(黄汝成集釈,上海古籍出版社全校本)。読解する箇所をプリントして配付する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 前期の復習と今期の概要説明 次回以降の発表を準備する
2 巻十四抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
3 巻十五抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
4 巻十六抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
5 巻十七抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
6 巻十八抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
7 巻十九抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
8 巻二十抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
9 巻二十一抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
10 巻二十二抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
11 巻二十三抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
12 巻二十四抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
13 巻二十五抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
14 巻二十六抜粋 演習 次回以降の発表を準備する
15 巻二十七抜粋 演習 全体を復習する

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-d
[資料の理解]
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_C-b
[粘り強さ]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 60%
期末試験 40%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 授業での発表によって十分成績評価を行いうる場合には,期末試験を行わない可能性もあります。
学習相談 学習相談 : 授業前後または電子メールによります。

授業以外での学習に当たって : 辞書を活用して講読文献の読解を進める。訓読及び現代日本語訳を示す。講読文献以外の資料も利用して,語釈・問題に関する注釈を付す。以上を資料として作成する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)