文学部 人文学科 哲学コース 美学・美術史 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 対象学部等: |
History of Oriental Fine Arts (Lecture IV)
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科目ナンバリングコード: LET-HUM2264J 講義コード: 19055602 2019 後期 毎週 金曜2限 伊都イーストゾーン A-101 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
南宋絵画史では、従来、宮廷画院の存在を前提とする宮廷の画家たちを規範とする語りが中心となってきたが、近年の研究をとおして画院が存在しなかったことが明らかになるについて、より当時の文化的・社会的コンテクストにしたがった絵画史の議論を再構築する必要に迫られている。この講義では、こうした近年の研究動向を見据えた上で、南宋絵画史を都杭州という場の多様な状況に即して再検討する試みを行う。その実践にあたっては、杭州をめぐる南宋絵画を、北宋以来の院体画様式の継承からではなく、杭州という場に即して、時系列にしたがって論じていくのがふさわしい。具体的には、、1)呉越国以来の教学仏教の伝統と仏画制作、2)禅の形象、3)宮廷画人の活躍と院体画様式、4)明州地域に於ける仏画制作という4つのパラメーターを念頭において考えていくことにする。 (This class investigates the history of paintings in the Southern Song period from a new perspective basen on the cultural and social backgrounds of the capital Hanzhou at that time.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : 南宋絵画史、杭州、場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : 専修学生以外の履修希望がある場合は、事前に問いあわせすること。 履修に必要な知識・能力 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
本科目は宗教文化士受験認定科目です(http://www.cerc.jp/)。
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 参考書 : 井手誠之輔『日本の宋元仏画』日本の美術418号(至文堂、2001年) 小川裕充・井手誠之輔『故宮博物院A 南宋の絵画』(NHK出版、1998年) 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : オフィスアワーにて対応する。 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |