文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学講義 II
European History (Lecture II)
講義題目  ドイツ近現代史における「街頭政治」
講師 今井 宏昌
科目ナンバリングコード: LET-HUM2432J
講義コード: 19054805
2019 後期
毎週 木曜4限
伊都 B-112 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要  周知のように「政治」という営みは議会だけで完結するものではない。われわれは選挙が行われるたび、街頭(ストリート)で演説する候補者やビラを配るサポーターを目にする。また選挙に限らずとも、示威運動(デモ)や占拠運動(オキュパイ)などに象徴されるように、街頭という空間は社会運動の中心的な舞台である。
 本講義ではドイツ近現代史を軸に、このような「街頭政治(Straßenpolitik)」が自由主義、社会主義や労働運動、ナチズムや反ファシズムといった潮流とどのようにかかわりながら展開したのかを、主としてその担い手に注目し考察する。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of Modern and Contemporary European History. The course also touches on relevant topics in the "Straßenpolitik (Street Politics)" in Modern and Contemporary German History.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
授業計画 テキスト : アルノ・ヘルツィヒ(矢野久/矢野裕美訳)『パンなき民と『血の法廷』:ドイツの社会的抗議 1790-1870年』(同文舘出版、1993年)
デートレフ・ポイカート(伊藤富雄訳)『エーデルワイス海賊団:ナチスと闘った青少年労働者』(晃洋書房、2004年)
ヨアヒム・ラートカウ(海老根剛/森田直子訳)『ドイツ反原発運動小史:原子力産業・核エネルギー・公共性』(みすず書房、2012年)
井関正久『ドイツを変えた68年運動』(白水社、2005年)
上杉重二郎『統一戦線と労働者政府:カップ叛乱の研究』(風間書房、1978年)
岡住正秀/中野博文/久木尚志編『たたかう民衆の世界:欧米における近代化と抗議行動』(彩流社、2005年)
川越修『ベルリン王都の近代:初期工業化・1848年革命』(ミネルヴァ書房、1988年)
佐藤卓己『増補 大衆宣伝の神話:マルクスからヒトラーへのメディア史』(筑摩書房、2014年)
佐藤卓己『ファシスト的公共性:総力戦体制のメディア学』(岩波書店、2018年)
篠塚敏生『ドイツ革命の研究』(多賀出版、1984年)
竹中暉雄『エーデルヴァイス海賊団:ナチズム下の反抗少年グループ』(勁草書房、1998年)
田丸理砂『「女の子」という運動:ワイマール共和国末期のモダンガール』(春風社、2015年)
垂水節子『ドイツ・ラディカリズムの諸潮流:革命期の民衆 1916〜21年』(ミネルヴァ書房、2002年)
對馬達雄『ヒトラーに抵抗した人々:反ナチ市民の勇気とは何か』(中央公論新社、2015)
藤田幸一郎『都市と市民社会:近代ドイツ都市史』(青木書店、1988年)
星乃治彦『社会主義と民衆:初期社会主義の歴史的経験』(大月書店、1998年)
的場昭弘/高草木光一編『一八四八年革命の射程』(御茶の水書房、1998年)
山下公子『ヒトラー暗殺計画と抵抗運動』(講談社、1997年)
山根徹也『パンと民衆:19世紀プロイセンにおけるモラル・エコノミー』(山川出版社、2003年)
その他、授業中に適宜紹介する。
参考書 :
授業資料 : プリント等はMoodleで配布する。

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに
2 「街頭」の誕生
3 1848年革命と「街頭政治」@
4 1848年革命と「街頭政治」A
5 ドイツ帝国における「街頭政治」@
6 ドイツ帝国における「街頭政治」A
7 ヴァイマル共和国における「街頭政治」@
8 ヴァイマル共和国における「街頭政治」A
9 第三帝国における「街頭政治」@
10 第三帝国における「街頭政治」A
11 戦後ドイツにおける「街頭政治」@
12 戦後ドイツにおける「街頭政治」A
13 おわりに

授業以外での学習に当たって :
学習相談 : オフィスアワーのほか、必要であれば個別に面談(その際、事前に連絡すること)。
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質をある程度理解できる。 人文学の基礎知識を持つ。 人文学の基礎知識に不足する。
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
「街頭政治」研究との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。 「街頭政治」研究との関連から、現代世界における様々な人文現象や社会問題をある程度理解し説明できる。 「街頭政治」研究と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連について理解できる。 「街頭政治」研究と現代世界における様々な人文現象や社会問題との関連についての理解に不足する
B_B2-a [総合把握力]
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する能力をある程度身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できる。 知識を総合的かつ有機的に把握することの重要性を理解できない。
B_B2-c [思考能力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力を身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力をある程度身に付ける。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解がある。 人文学を中心とした人文・社会科学の方法と思考能力についての理解に欠ける。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-c
[思考能力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 100

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 : この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目に該当する。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトを参照のこと。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :

更新日 : 2019/3/27 (17:30)