文学部 人文学科 歴史学コース
西洋史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択必修科目
対象学年:
対象学部等:
ヨーロッパ史学演習 I
European History (Seminar I)
講義題目  西欧中近世における王:権力と表象
教授 岡崎 敦
科目ナンバリングコード: LET-HUM2435J
講義コード: 19054207
2019 前期
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン 演習室 教室
M/J科目 (日本語, French)
更新情報 : 2019/3/20 (12:51)
授業の概要  西欧中近世における権力と表象の諸問題を、仏語文献を精読しながら学ぶ。 
 20世紀後半以後、13世紀から18世紀までの期間を一つの時代としてとらえる動きが強まっている。ここでは、政治秩序、経済システムから、意識や表象をめぐる論点まで、さまざまな議論の対象となった。この授業では、現代歴史学の問題構成の変容と同時に、現在の西欧社会のあり方自体をめぐる省察に関して、認識を深めることを目的とする。
 現代歴史学研究の特徴の一つは、社会学、人類学理論の積極的導入にある。なかでも、記憶や表象のテーマは、時代や地域を問わず、あらたに重要な論点として浮上した。ここでは、国民国家形成の脱構築についての学界動向に、決定的な影響を与えたフランスの共同研究から、「王」についての論文を精読する。

(In this seminar, students will continue to develop their knowledge and reading skills in history. Students need to interpret an article written in French on the "Power, Memory and Representation" for their presentations.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : フランス語読解能力
特記事項 この科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)開講科目です。同プログラムについて、詳しくは以下のサイトをご参照ください。http://eu.kyushu-u.ac.jp/indexjp.html
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、ある程度現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を持つ。 人文学の基礎知識に不足する。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献をある程度解釈、分析することができる。 専門分野の基本文献について認識を持つ。 専門分野の基本文献についての知識に不足する。
B_B1-c [外国語運用能力]
外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。
外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を世界に向って発信できる。 外国語の運用能力を高め、ある程度自らの専門的知識を世界に向って発信できる。 専門的知識をえるための、最低限の外国語の運用能力を持つ。 専門的知識をえるための、最低限の外国語の運用能力に不足する。
B_B2-a [総合把握力]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する能力をある程度身に付ける。 知識を総合的かつ有機的に把握する重要性を認識する。 知識を総合的かつ有機的に把握する重要性を認識することに問題がある。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力をある程度身に付ける。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考えることの重要性を認識している。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考えることの重要性を認識することが不足している。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲をある程度持つ。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付ける重要性を認識している。 専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付ける重要性の認識が不足する。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Boureau, A., Le roi, dans Les lieux de mémoire, 3. Les Frances, Paris, 2014.
参考書 :
授業資料 : 授業中に指示する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-c
[外国語運用能力]
B_B2-a
[総合把握力]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション 80
授業への貢献度 10
レポート 10

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : オフィスアワーほか、個別のランデヴ(事前予約)によって対応する。

授業以外での学習に当たって : 毎回、テクストの予習を行うこと。学期末には、復習を行うこと。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)