文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
国語学講義 VII
Japanese Linguistics (Lecture VII)
講義題目  動態日本語学序説
大阪大学大学院 教授 渋谷 勝己
科目ナンバリングコード: LET-HUM3514J
講義コード:
2019 後期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/2/27 (11:43)
授業の概要 日本語の文法変化を事例として取り上げて、言語変化を分析するためのさまざまな視点やアプローチ、研究事例を概観するとともに、今後の研究の可能性や方向性を検討する。

(This course aimes to develop future research topics and methods of the history of Japanese grammar through the critical review of the previous approaches and their attainment. )
キーワード : 言語変化、文法能力、多変種能力、伝播
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 2020年2月17日-20日開講予定
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
言語変化へのアプローチには、さまざまなものがある。それぞれのアプローチは、どのような目的のもとで、どのように発展してきたのかを理解する。
複数のアプローチについて、その目的と方法、発展の歴史を説明することができる。 複数のアプローチについて、その目的と方法を説明することができる。 複数のアプローチについて、その方法を説明することができる。 複数のアプローチの名称をあげることができる。
B_B2-b [問題提起力]
言語変化の要因は、個人のレベルと社会のレベルにおいて、多元的に理解する必要がある。その要因のありかを、的確に指摘することができる。
過去の日本語テキストデータのなかから言語変化事象を指摘するとともに、その研究デザインを作成することができる。 過去の日本語テキストデータのなかから言語変化事象を指摘し、日本語史上の問題群に位置づけることができる。 過去の日本語テキストデータのなかから言語変化事象を指摘し、類似の事象を見出すことができる。 過去の日本語テキストデータのなかから言語変化事象の候補をあげることができる。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
言語変化にかかわる諸事象を、相互の連関のもとに、広い視野で捉えることができる。
ある言語変化事象について、複数のアプローチを組み合わせ、さらに独自の分析方法を開拓することができる。 ある言語変化事象について、複数のアプローチを組み合わせて分析することができる。 ある言語変化事象について、一つのアプローチを的確に適用して分析することができる。 ある言語変化事象について、どのような分析方法を適用すればよいか、おおよそ判断することができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 配布プリントを使用する。
参考書 : 金水敏・乾善彦・渋谷勝己『シリーズ日本語史4 インターフェースの日本語史』岩波書店
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 言語の動態とその研究方法
 ・言語変化とは
 ・言語変化へのさまざまなアプローチ
2 言語変化の自律的発生
 ・認知的要因
 ・社会的要因
3 言語変化の接触的発生
 ・伝播の諸相
 ・伝播と再編成
 ・接触変種
4 言語変化と言語使用者
 ・第二方言、第二スタイル習得
 ・多変種能力
 ・多変種の使い分け
5 言語変化研究の実践:例題
6 言語変化研究の実践:レポート作成

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B2-b
[問題提起力]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト 60%
レポート 40%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)