文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
国文学講義 III
Japanese Literature (Lecture III)
講義題目  芭蕉研究
和光大学表現学部総合文化学科 教授 深沢 眞二
科目ナンバリングコード: LET-HUM3520J
講義コード:
2019 前期
集中
伊都 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 江戸時代前期の俳諧師・芭蕉の、俳諧の発句を中心に、研究史の蓄積を踏まえた解釈の更新を試みる。とくに、『おくのほそ道』に採られた発句について、元禄二年(1689)の陸奥・北陸の旅の現実との比較、古典紀行文からの影響、『撰集抄』との関係といった観点から、より深く芭蕉の表現意図に迫りたい。

(This course attempts to update the current interpretation of Basho's *1 hokku*2, overviewing the previous study of relevant fields. The lecture focuses especially on the verse which were adopted to the book "Oku no Hosomichi." Examining Basho's verse from the perspectives such as the comparison between his actual journey in 1689 and what was written in the book, the influence of older travel literature and the relationship to "Senjusho," the lecture will provide deeper understanding of what he intended with his expressions.
*1 A famous poet lived in early Edo Period
*2 The first 17-syllables verse of a linked poem)
キーワード : 芭蕉 俳諧 発句 おくのほそ道
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
授業計画 テキスト : 各自『おくのほそ道』を用意しておくこと。文庫本・古典注釈書・専門書など、テキストは問わない。講義の際にレジュメを配布する。
参考書 :
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 発句「夏艸や兵共が夢の跡」について
2 『おくのほそ道』の諸本、発句「閑さや岩にしみいる蝉の声」について
3 芭蕉の人物像、発句「数ならぬ身とな思ひそ玉まつり」について
4 『おくのほそ道』と能
5 発句「一つ家に遊女もねたり萩と月」について
6 中世紀行文と『おくのほそ道』
7 発句「風流の初や奥の田植歌」について
8 「おくのほそ道」という書名
9 『撰集抄』から『おくのほそ道』へ
10 発句「世の人の見付ぬ花や軒の栗」について
11 発句「初雪や兎の皮の髭つくれ」について
12 『おくのほそ道』発端(1)、発句「草の戸も住かはる代ぞ雛の家」について
13 『おくのほそ道』発端(2)、紀行全体の構想
14 発句「古池や蛙飛こむ水の音」について
15 発句「旅に病で夢は枯野をかけまはる」について

授業以外での学習に当たって : 集中講義当日までに『おくのほそ道』をいちど通読しておくこと。文庫本・古典注釈書・専門書など、テキストは問わない。
学習相談 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
芭蕉の使う言葉について独自な発見ができる。 芭蕉の使う言葉について筋道立てて他者に説明できる。 芭蕉の使う言葉について自ら調べ理解できる。 芭蕉の使う言葉について注釈書によって理解できる。
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
芭蕉にとっての古典の意味を理解している。 芭蕉の読んだ古典についての知識を備えている。 芭蕉も古典から学んでいることを理解している。 芭蕉に至る古典文学史を知っている。
B_B1-b [専門文献の解釈]
専門分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
先行研究を比較して是非の判断ができる。 先行研究を比較して問題点の所在が分かる。 先行研究それぞれの主張が理解できる。 先行研究を見つけ出すことができる。
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
芭蕉の研究史をふまえて自らの解釈を根拠をもって示すことができる。 芭蕉の研究史をじゅうぶん理解し整理することができる。 芭蕉の研究史を理解することができる。 芭蕉の研究史にアプローチすることができる。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-b
[専門文献の解釈]
B_B1-d
[専門的研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50%
出席 50%。5コマ以上の欠席は不合格とする。

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 : 集中講義、9月3日(火)3〜5限、9月4日(水)2〜5限、9月5日(木)2〜5限、9月6日(金)2〜5限

教職 : 教職(国語)
資格 :

更新日 : 2019/2/16 (16:07)