文学部 人文学科 文学コース
中国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
中国文学講義 IX
Chinese Literature (Lecture IX)
講義題目  元号と中国文学(Study on Era Name of East Asia)
教授 静永 健
科目ナンバリングコード: LET-HUM4549J
講義コード: 19051107
2019 前期
毎週 月曜2限
伊都イーストゾーン E-110 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2019/6/11 (13:38) 〔6月11日、学期末レポート課題を書き込みました。〕
授業の概要 2019年私たちは「平成」に続く新しい元号のもとに新しい生活をスタートさせます。これを好機として、『詩経』や『書経』その他おおくの中国古典文学(経典)について、理解を深め、現代の日本社会と古代の中国文学との関わりについて、新たな知見を獲得していってもらうことが本授業のねらいです。

 漢文訓読について言えば、今回のテキストはやや難しい。初歩的段階を終わり、次に中・上級者レベルの訓練となるような難度になる。
 漢文の読解にまだ自信が持てない諸君には、この講義は来年以降のお楽しみとして、まずは「古典語(漢文)」の受講をお薦めします。

(•This lecture offers students an opportunity to gain a literary thinking ability for becoming an active learner. Especially if you want to know about Chinese ancient literature, you will be able to have good knowledges and experiences.)
キーワード : 元号、五経、昭和、平成、新元号「令和」
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 中国語テキストの読解能力(基礎レベル中国語が既修であること)
特記事項 学期末レポート課題=「過去の元号(または元号案)が選ばれた原典を読み直してみると…」
*文字数=縦書き原稿用紙3000字以上。手書きであること(パソコン入力は不可)。
*課題に取り上げる元号(または元号案)は授業で取り上げたもの、それ以外のもの、また、
どの国の、どの時代のものでも構わない。また、1つでなく、複数取り上げてもよい。
*引用する中国古典(日本漢文も含む)には原文(白文)とともに、書き下し文も併記すること。
*提出先=教務第一係。締切=9月5日(木)厳守。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
古代中国と日本における「文学」の存在意義を学ぶ。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
B_B2-d [専門的思考方法]
中国の古代文学の独特の表現世界に分け入る。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
中国の古典文学(経書)は単なる教養書としてだけではなく、さまざまな側面を持っている。
古典の知識に支えられた人生は愉しい。 古典漢文を辞書や参考書を手引きとして、大凡を理解できる。 古典漢文は読みにくいが、共感できる部分がある。 古典漢文は読みにくい。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 中文演習室に常備。
参考書 : 適宜紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 初回(4月8日)は4月1日に発表された新元号「令和」の話から始める。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
小テスト
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 毎回、授業冒頭に小テストを行う。これに「無回答」「欠席(遅刻も含む)」の者には低い評価を与える。
学習相談 学習相談 : メールを受け付けます。shizuka@lit.kyushu-u.ac.jp

授業以外での学習に当たって : 平成が終わるにつれ、最近多くの「元号」に関する情報が、テレビや新聞、またネット上に豊富に存在している。皆さんの興味関心に従って、どんどん知見を増やしていってください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)