文学部 人文学科 文学コース 中国文学 専門分野 専門分野科目 (単位数 2) 選択科目 対象学年: 2年生 3年生 4年生 対象学部等: |
Chinese Literature (Lecture XI)
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科目ナンバリングコード: LET-HUM4540J 講義コード: 19051206 2019 前期 毎週 月曜3限 伊都イーストゾーン B-102 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
中国においては長らく、文学の主な担い手は文言(所謂漢文、書き言葉)を操る一部の支配階層であった。しかし口頭語を用いた大衆文藝はいつの時代にも存在し、講釈・説唱・戯曲といった形で、文字化されることは無いながらも、人々の心の糧として享受されていた。 中世から近世への移行期である元代頃になると、口頭語を反映した白話表記法の発達、商業出版の隆盛といった背景のもと、大衆文藝の文字化と出版が進む。そして明代後期に大衆文学は花開き、多くの作品が社会的階層を問わず娯しまれるようになった。 かくして「読書」という行為の普及拡大が人間社会に与えてきた影響は計り知れない。本講義では、中国の先秦時代〜元代までを中心として、様々な文学作品(口頭文藝を含む)を実例としながら、白話文学が文学史に登場するまでの社会的背景を講じる。 (This lecture course focuses on development of literature written in colloquial Chinesese,aim to realize the relationship bitween literature and society.) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : なし 履修に必要な知識・能力 : この授業で扱う文献は、中校で習う「漢文」だけでなく、中国近世の話し言葉(白話)に基づいて書かれたものが多いため、外国語で中国語を履修していることが望ましい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
なし
教職 : 資格 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 毎回の授業で資料を配布する。 参考書 : 吉川幸次郎『中国文学史』(岩波書店、昭和52) 倉石武四郎 『中国文学史』(中央公論社、昭和54) 前野直彬『中国文学史』(東京大学出版会、1996年) 岩城 秀夫『中国文学概論』(朋友書店、2005年)など 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : レポート題目:「中国文学に関わる考察」 (2000字程度) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業の後、 及びオフィスアワー木曜3限(事前にメールでアポイントを取ること) 授業以外での学習に当たって : 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |