文学部 人文学科 文学コース
英語学・英文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生、3年生、4年生
対象学部等:
イギリス文学演習 II
English Literature (Seminar II)
講義題目  Oscar Wilde研究
教授 鵜飼 信光
科目ナンバリングコード: LET-HUM2573J
講義コード: 19055106
2019 前期
毎週 金曜2限
伊都イーストゾーン B-104 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2019/4/11 (16:29)
授業の概要 この授業ではイギリスの小説家Oscar Wilde(1851-1900)の The Picture of Dorian Gray (1891)を研究する。自己実現を究極の目標としながら、外部に操られ、自由を奪われている主人公の逆説的なあり方などを見て行く。
【作品の梗概】若い画家バジルはある夜会で知り合った美貌の青年ドリアン・グレイから芸術上で強い影響を受け、やがて彼の等身大の全身の肖像を制作する。それが完成しかけたある日、モデルを務めに来たドリアンは、そこに居合わせたバジルの友人ヘンリー卿から彼自身の美貌の素晴らしさと快楽の追求を説かれる。それに強い影響を受けたドリアンは、完成した肖像を前にして自分が若さを保ち肖像が罪の痕跡と老いの衰えを負えばよいのにと願う。超自然的なことに、その願いはやがて実現したことが分かる。ドリアンは彼の罪を映し出す肖像の変化を良心への戒めとしようとするのだが・・・。
【評価方法】:学期末の筆記試験と3000字の小論文によって成績を評価する。各50%。筆記試験は、初回の授業で指定した約14ページ分の範囲から、主に英文解釈の問題を出題する。初回の授業で出題の形式の見本を提示する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。授業は出席を取り、5回の欠席までは減点しないが、それを越えると、1回毎に3点ずつ減点する。
(We will studyOscar Wilde's The Picture of Dorian Gray, focusing on about 15 pages of the novel every week, and thus reading through the entire novel by the end of the semester.)

(We will study Oscar Wilde's The Picture of Dorian Gray, focusing on about 15 pages of the novel every week, and thus reading through the entire novel by the end of the semester.)
キーワード : English Novel, Oscar Wilde, The Picture of Dorian Gray
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
文学作品でどういうことが問題になり得るかを授業で検討し、イギリス文学を専門的に研究する手法を身につける。
文学作品についてどういうことが問題になり得るかの理解がかなり優れている。 文学作品についてどういうことが問題になり得るのかの理解が優れている。 文学作品についてどういうことが問題になり得るのかの理解が及第である。 文学作品についてどういうことが問題になり得るのかの理解をするために、一層の努力が必要である。
B_B1-g [論理的思考能力]
学期末に小論文を作成することを通して、論理的に思考を展開する能力を身につける。
作品の解釈を展開する論理的思考能力がかなり優れている。 作品の解釈を展開する論理的思考能力が優れている。 作品の解釈を展開する論理的思考能力が及第である。 作品の解釈を展開する論理的思考能力を身につけるために、一層の努力が必要である。
B_C-c [発想力]
授業での作品分析を通し、作品解釈のための発想力を涵養する。
作品を考察する際の問題設定の発想力がかなり優れている。 作品を考察する際の問題設定の発想力が優れている。 作品を考察する際の問題設定の発想力が及第である。 作品を考察する際の問題設定の発想力を身につけるために、一層の努力が必要である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : Oscar Wilde, The Picture of Dorian Gray, Penguin Classics
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 初回は授業の説明を行う。作品を初回以外の授業の回数でほぼ等分し、毎週、三人の人に、作品の要約と問題点の指摘をする発表を行ってもらい、議論する。

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]
B_B1-g
[論理的思考能力]
B_C-c
[発想力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 50%
レポート 50%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 学期末の筆記試験と3000字の小論文によって成績を評価する。各50%。筆記試験は、初回の授業で指定した約14ページ分の範囲から、主に英文解釈の問題を出題する。初回の授業で出題の形式の見本を提示する。小論文を書く際の留意点は初回の授業で説明する。授業は出席を取り、5回の欠席までは減点しないが、それを越えると、1回毎に3点ずつ減点する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 毎回の範囲を家で読んでくること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)