文学部 人文学科 文学コース
英語学・英文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
アメリカ文学講義 II
American Literature (Lecture II)
講義題目  冷戦期ハリウッドSF映画におけるアダプテーション論
准教授 高野 泰志
科目ナンバリングコード: LET-HUM2582J
講義コード: 19054212
2019 前期
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン B-112 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2019/4/2 (16:39)
授業の概要 小説から映画へのアダプテーションには技術的側面(形式論)と文化的な同化・吸収(内容論)というふたつの観点から考えることが可能である。本授業ではその両方の観点から、冷戦期のハリウッドが異文化の「原作」をどのように取り込もうとしたのか、それによってどのようなイデオロギー的問題を提起しているのかを見ていく。そのことによって映画・小説それぞれのメディアの特性を学び、小説の語り、映画の語りを構造的に理解するとともに、冷戦期アメリカの文化戦略を考えていきたい。
また構造主義的物語論、文化論、イデオロギー批評の方法論を学ぶことによって、受講生が任意のテクストをこれらの方法論で論じられるようになることを目指す。また、同時代の「主流」アメリカ文学作品に言及することで、20世紀アメリカ文学史としても知識を吸収する。

(This course examines the narrative discourse of fiction and film.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 英語
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(英語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-a [古典の読解]
長い文化的伝統のなかで人類が生み出してきた知的所産である「古典」を、厳密に読解する能力を身に付けることができる。
テクストを文化的背景に照らし合わせながら独自の視点から理解できる。 テクストを文化的コンテクストに位置づけながら理解できる。 テクストの内容を正確に把握し、理解できる。 テクストの字面を追うだけの理解。
B_B1-e [専門資料の分析]
専門分野で必要な史資料や文献を収集、分析して、その内容を自分の言葉で精確に表現できる。
先行研究における問題点を理解し、自分なりに批判的に応答できる。 先行研究の問題点を理解し、研究の流れを整理できる。 先行研究の問題点を理解できる。 先行研究に目を通すだけの状態。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。
独自に収集した先行研究に基づき、独自の観点から問題点を指摘し、自分なりの論を展開できる。 与えられた先行研究に基づき、自分なりの論を展開できる。 自分独自の論を展開できる。 独自の観点の見られないもの。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリント配布
参考書 :
授業資料 : https://www.facebook.com/takano.class/

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 以下、適当に考えながらやる

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-a
[古典の読解]
B_B1-e
[専門資料の分析]
B_B2-d
[専門的思考方法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時

授業以外での学習に当たって : 原作の小説を読んできてもらうことがあります。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)