文学部 人文学科 文学コース
独文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
ドイツ語学講義 I
German Language (Lecture I)
講義題目  ルートヴィヒ・ティーク訳『ドン・キホーテ』を読む
准教授 武田 利勝
科目ナンバリングコード: LET-HUM2611J
講義コード: 19055208
2019 前期
毎週 金曜3限
伊都イーストゾーン 独文演 教室
M/J科目 (日本語, German)
更新情報 : 2019/3/31 (16:00)
授業の概要 本授業では、『ドン・キホーテ』(セルバンテス)をドイツ語訳で読みます。
独文の授業なのにスペイン文学を?とは思わないでください。
まず、訳者はドイツ・ロマン派を代表する作家、ルートヴィヒ・ティーク(1773−1853)。
『ウィリアム・ラヴル』『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』『長靴を履いた牡猫』等の
の代表作によって、近代的な感傷性、イローニッシュな批評性のゆたかな表現形式を模索する気鋭の作家としての地歩を確立した彼は、1799年から1801年にかけて、近代小説の母胎にして大いなる模範、あるいは友人フリードリヒ・シュレーゲルの表現を借りれば徹底的に美的なアラベスクとしての、『ドン・キホーテ』の全訳に取り組みました。
ティークに限らず、当時のドイツの知的最前線にいた人々にとって、文学とは同時に世界文学であるべきでした。すなわち、文学の営みはもっぱら創作に限定されるものではなく、翻訳もまた、世界文学の実現のために決定的な契機だったのです。
初回は、ティークという人物について、また1800年前後のドイツ語圏における翻訳文学のさまざまな事例について簡単にご紹介します。それ以降は、受講される皆さんの要望を聞きながら読む個所を決めて、粛々と講読を進めることにしましょう。

(•This course involves reading practice in German.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 前年度までにドイツ語を履修していること
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(ドイツ語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを配布します
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)