文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生
対象学部等: 専門分野学生に限る。ただし、他学部や他専門分野の場合要相談。
心理学研究法

講義題目  心理学研究法
教授
准教授
講師
中村 知靖
光藤 宏行
山本 健太郎
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19054309
2019 春クォータ
毎週 木曜4限・木曜5限
伊都イーストゾーン A-118 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/3/28 (16:30)
授業の概要 目に見えない「こころ」を扱うために心理学では様々な研究法が利用され、研究で得られた成果や知見を理解するためには,用いられた研究法そのものを理解する必要がある.この授業では,心理学で利用される実験法・調査法・観察法・面接法を取り上げ,各方法の基本的な考え方や技法ならびにそこで利用される統計的な方法について理解を深めることを目的とする。実験法では,実験の論理や実験計画,分析方法を中心に解説する.調査法では,心理尺度による心理テスト開発に関する調査の計画・実施・分析方法について解説する.観察法では,組織的観察法を中心にサンプリング・記録方法・分析方法について解説する.面接法では非構造化面接ならびに半構造化面接を取り上げ,面接法実施における留意点を解説する.さらに,心理学における研究計画から発表・論文執筆までに必要な技法を紹介し,この授業を通じて卒業研究を行うために必要な能力を身につけることを目標とする.

(This course provides an introduction to research methods in psychology. The following topics will be emphasized: the role of scientific inquiry in psychology, research questions, ethics in research, writing in psychology, and research designs. Upon completion of the course, you should possess an understanding of the fundamental principles and procedures of psychological research.)
キーワード : 心理学 研究法
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_B1-d [専門的研究手法]
専門分野に固有の問題設定や研究手法を正しく身に付けることができる。
心理学で用いられる研究方法について十分に理解し,さらに問題点を指摘できる 心理学で用いられる研究方法について十分に理解できる 心理学で用いられる研究方法について理解できる 心理学で用いられる研究方法について理解できない
態度
積極性,自主性
指示された事柄以上の学修を自発的に行なうことができる 指示された学修を十分に行なうことができる 指示された最低限の学修を行うことができる 指示された学修を行わない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 村井 潤一郎 (2012).Progress & Application心理学研究法 サイエンス社
高野 陽太郎・岡 隆 (編) (2017). 心理学研究法 補訂版 有斐閣
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 心理学研究法とは オリエンテーション
2 実験法(1)研究計画
3 実験法(2)
4 実験法(3)文献検索(研究計画)を含める実験装置の見学
5 質問紙調査法
6 観察法・面接法
7 研究倫理
8 研究報告(報告書やレポートの書き方・発表など)

成績評価
観点→
成績評価方法
B_B1-d
[専門的研究手法]

態度
備考(欠格条件、割合等)
出席 30%
レポート 70%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 成績評価方法については授業において再度説明する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)