文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
教育測定・評価演習(心理学研究法)

講義題目  心理学統計2:実践編
准教授/教育学部 池田 浩
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19075003
2019 前期
毎週 金曜2限
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/4/10 (18:08)
授業の概要 心理学実験1および心理学統計で学んだことを基礎にして、心理学統計をコンピュータ上のHADを使いながら、いろいろの統計処理の仕方を学習する。具体的には、HADを走らせるために必要な、データの入力の仕方、コンピュータの走らせ方、アウトプットの読み方、論文中への結果の表記法、図表の作り方などを学習する。

(This course is designed to provide psychology-major undergraduates to get introductorily informed and equipped with the statistical package "HAD" which has been developed by researchers in the fields using statistics. Although the HAD provides all kinds of statistical modules, this course teaches basic but advanced (for undergraduates) techniques, so that you would be ready to deal with the data that you would need to deal with in the courses for "Psychological Experiment 2" and "Graduation Thesis." Although this course is not "required," it IS "highly recommended." )
キーワード : 心理学統計、実践編、HAD
履修条件 : @心理学概説(入門),心理学統計(理論編),心理学実験1を受講し、単位取得していること A教育学部の学生であること。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 @重要: 初回の授業は必ず出席すること。
A毎回、授業で習得こと、習ったことを、統計の本で予習し、授業後は自分のPCで復習することが不可欠である。
B心理学実験Uならびに卒論では、自分自身でデータを収集し、仮説を検証するために必要な統計的分析を行う必要があることを十分に意識して受講して欲しい。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
仮説を検証するために必要な分析方法を的確に理解し、必要な分析を施すことができる
仮説を検証するために必要な分析方法を的確に理解し、必要な分析を施すことができる 仮説を検証するために必要な分析方法をおおよそ理解し、それに基づく分析を施すことができる 仮説を検証するために必要な分析方法を理解している 仮説を検証するためにどのような分析方法が必要か理解していない
B_B1-d [専門的研究手法]
必要な分析を行うために統計ソフトを適切に操作し、その結果を考察することができる
必要な分析を行うために統計ソフトを適切に操作し、その結果を考察することができる 必要な分析を行うために統計ソフトを適切に操作し、その結果が何を意味しているか理解できる 必要な分析を行うために統計ソフトを操作することができるが、結果を解釈することができない 必要な分析を行うために統計ソフトを操作することができない
汎用的技能
Excel上において、データ分析に必要な処理を施すことができる
Excel上において、データ分析に必要な処理と簡単な分析を行うことができる Excelの関数などを使いながら統計分析を行うことができる Excel上において、データ分析に必要な処理を施すことができない Excelを十分に操作することができない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特になし
参考書 : 小宮あすか・布井雅人(2018).Excelで今すぐはじめる心理統計 : 簡単ツールHADで基本を身につける 講談社
授業資料 : ・必要に応じて資料を配付する

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入:講義の概要・受講ルールについて
2 なぜ、心理測定・評価や統計学が必要か
3 統計解析ソフトHADの使い方
4 記述統計(1) データの特徴の把握
5 記述統計(2) データの中心傾向とバラツキ
6 2つのデータ間の関係性 相関
7 2つのデータ間の関係性 単回帰分析
8 統計的仮説検定
9 2つの平均値の差の分析 t検定
10 1要因分散分析 2つ以上の平均値の差の検定
11 2要因分散分析
12 重回帰分析
13 因子分析
14 まとめ
15 実技テスト

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能
備考(欠格条件、割合等)
期末試験

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : @すべての授業に出席
A小レポートを提出

⇒以上を充たした者のみが、最終実技試験を受けることができる
 (正当な理由なしに欠席しないように)
学習相談 学習相談 : 担当教員:Emailでappointmentを取り、日程調整を行なうこと。
TA: 授業後に、必要に応じて

授業以外での学習に当たって : @予習復習を必ずすること
 予習では、次回の授業で扱う統計技法の理論的説明を読んでくること
 (事前に、必ず、授業で取り扱う心理学統計教科書の箇所を読んで来ること)。
 復習では、@理論的に理解できていないところを再度学習する、A授業で実習したことを、自分のPCで何度も復習すること。
A重要:本授業は、心理統計理論を習得していることを前提としている。よって,授業では統計理論の説明はしない.知識の不足分は,必ず,自分で,事前に補ってくること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)