文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
心理学講義VII(司法・犯罪心理学)

講義題目  司法・犯罪心理学
福岡大学人文学部 教授 大上 渉
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19054108
2019 前期
毎週 木曜2限
伊都イーストゾーン A-118 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/2/18 (13:24)
授業の概要 本講義では,公認心理師資格を取得するために必要となる司法・犯罪心理学に関する基本的な概念,理論,用語について概説する。

(This course provides an overview of the basic theories, concepts, and terms regarding with forensic and criminal psychology to need for acquiring a licensed psychologist.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 ※履修する際には以下の点に十分留意すること。

@上述のとおり,講義資料はMoodleにアップするので受講者は事前に出力し講義時に持参すること。
A講義中,最後部に座る受講者を指名し,発言を求める。
B講義中の著しい私語,スマートフォンや携帯電話,音楽プレーヤー等の使用は厳禁。これらを行う者に対しては学生証を呈示させ厳しい処置をとる。
C講義において取り上げる内容や呈示する画像などが,過激なものや不快なものがあるので,履修・受講にあたっては自分の適性を十分に考慮すること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(公民)
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
司法・犯罪心理学に関する理論や用語を正しく理解し,的確に説明できる。 司法・犯罪心理学に関する理論や用語をおよそ理解し,説明できる。 司法・犯罪心理学に関する理論や用語を理解し,基本的なものなら説明できる。 司法・犯罪心理学に関する理論や用語について知らない。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
刑事司法の手続きや刑事法機関などにおいて,心理学がどのように活用され,また期待されているかを正しく理解し,理論や用語を踏まえて的確に説明できる。 刑事司法の手続きや刑事法機関などにおいて,心理学がどのように活用され,また期待されているかをおよそ理解し,理論や用語を踏まえて説明できる。 刑事司法の手続きや刑事法機関などにおいて,心理学がどのように活用され,また期待されているかについて関心を示すことができる。 刑事司法の手続きや刑事法機関などにおいて,心理学がどのように活用されているか知らない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特になし。
参考書 : 「非行臨床の理論と実践」(村尾康弘著)(ISBN:978-4760832538)
「犯罪心理学事典」(日本犯罪心理学会 編)(ISBN:978-4621089552)
「テキスト 司法犯罪心理学」(越智啓太・桐生正幸編著)(ISBN:978-4762829758)
授業資料 : パワーポイントを用いて講義を行う。Moodle上に講義で用いるスライド(一部、穴埋め・書き込み式)をアップするので,各自ダウンロードして印刷したものを講義に持参すること。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 犯罪・非行の原因論1(社会的要因,環境的要因)
3 犯罪・非行の原因論2(心理的要因)
4 犯罪・非行の原因論3(生物学的要因,神経生理学的要因)
5 DV・ストーカー(DV防止法,ストーカー規制法,DVの3相,DV・ストーカーの類型等)
6 殺人(一般的な殺人,バラバラ殺人,連続殺人,大量殺人・拡大自殺等)
7 刑事司法に関わる制度・法律・職種(刑事法,少年法 ,刑事施設,家庭裁判所と少年審判,少年院と少年鑑別所,警察,捜査本部,検察等)
8 家事事件
9 目撃者の証言
10 取調べ・司法面接
11 ポリグラフ検査(嘘の検出,科捜研・科警研,鑑定,個人情報と守秘義務)
12 伝統的捜査手法と犯罪者プロファイリング
13 犯罪・非行の矯正・更生,医療モデル(RNRモデル,セントラルエイト)
14 被害者支援と修復的司法
15 講義の振り返り

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B2-f
[社会との関わり]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
授業への貢献度
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 1.受講者はMoodle上にアップロードした講義資料を予めダウンロード・出力し,予習しておくこと(60分)。
2.重要な箇所については講義中に強調して説明する。そのような箇所は重点的に復習しておくこと(60分)。
 
 なお,講義資料は頁数が多い。印刷時には1枚の用紙に複数枚印刷する割り付け印刷を行うなど各自工夫すること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)