文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生 3年生 4年生
対象学部等:
コミュニティ心理学演習(社会・集団・家族心理学)

講義題目  コミュニティ心理学
教授/教育学部 南 博文
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19072060
2019 後期
毎週 火曜4限
伊都イーストゾーン A-104 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/9/30 (16:19)
授業の概要 コミュニティの問題について各自の関心に基づいて、理論的および実践的に探求を行う。 授業実践そのものが、コミュニティの形成につながるようなワークしながらの学習を志す。

(We explore the issue regarding community based on the participant's own interest for the theoretical understanding and developing practice. The building of the class itself should be a part of community formation. Therefore the work-based learning is sought in this course. )
キーワード : コミュニティ、居場所、場づくり、Co-worker
履修条件 : コミュニティの問題に関心があること。 専門領域は問わない。
履修に必要な知識・能力 : 実践に対して関心があり、社会の幅広い問題についての興味と基礎教養があること。
特記事項 Moodle を利用する予定
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
コミュニティ心理学の歴史と理念
コミュニティ心理学の主要な概念
コミュニティ心理学の主要な理論
コミュニティ心理学の歴史、用語などを的確に説明できる コミュニティ心理学の歴史、用語などの概要を説明できる コミュニティ心理学の基本的な事柄について説明できる コミュニティ心理学の基本的な用語の名称を知らない
B_B1-d [専門的研究手法]
概念に対する理解力
文献を探し、自分のものとする摂取力
コミュニティ心理学的知見を得るための方法論について自分なりのやり方を提案できる コミュニティ心理学的知見を得るための方法論について自分で調べることができる コミュニティ心理学的知見を得るための方法論について理解できる コミュニティ心理学的知見について理解できない
汎用的技能
コミュニティ的な感覚を体得する
あいまいな状況への対処の力
自分の意見の表明を,その根拠とともに良く構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を,構造化された論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を,ひとまとまりの論理的な文章として構成することができる 自分の意見の表明のために必要な情報を文章化できない
態度・志向性
個と集団との関係に対する「離見の見」
自らインボルブしていく能動性
指示されない時であっても,自発的な学修を十分に行うことができる 指示された事柄以上の学修を自発的に行なうことができる 指示された学修を十分に行なうことができる 指示された学修を行わない
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 テキストの読解については、教員による講義形式の概論を行うが、その場合も参加者の読みを踏まえて、ディスカッションを行いながら、コミュニティ心理学の基礎概念をカバーする。理論についての学修も、それぞれが関心を持った話題・概念について、他者に分かるように説明する行為を通しての自己理解を深めるような形態をとる予定である。
参加者にとって、「コミュニティ」がどのような具体的な話題の中で気になるかを取り上げる点、つまり何がこの領域を学ぶ際の問題意識かを巡って、題材を探しだす事に、自習的な活動が伴う。さらに、後半部では、全体での議論を踏まえて、ある具体的な事例をフィールドで探索する課題を扱う予定である。その点では、授業外にも自らが動いて現場的に課題探索する実習的な側面が伴う。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 植村勝彦ほか よくわかるコミュニティ心理学 ミネルヴァ書房 2009
参考書 : 適宜紹介する
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 コミュニティの何が問題か。 日常の中にコミュニティの事象を探す
3 コミュニティ心理学のあらまし テキストをあらまし読んでおく
4 何をやりたいか話そう 自分のやりたいことを考えておく
5 グループに分かれて議論しよう 発表の準備
6 理論の基礎を勉強しよう テキストの読解
7 課題実践1 グループでの活動
8 課題実践2 グループでの活動継続
9 何をやってきたか話そう 発表の準備
10 課題実践3 グループでの活動
11 理論の勉強を深めよう テキスト読解
12 どこに困難があるか話そう
13 課題実践4 グループでの活動
14 何が分かったか・何が分かっていないか 発表の準備
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
レポート 40%
プレゼンテーション 20%
授業への貢献度 20%
出席 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 火曜日12時〜13時 および授業後

授業以外での学習に当たって : 授業では、それぞれの参加者とその関心によって編成されたグループでの活動を持ち寄って議論することを行いますが、実質的な「学習」は授業外の下準備やグループ活動で進められます。そのために必要とされる時間と労力と創造力が求められていることを了解の上で受講してください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)