文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
障害児童学演習(障害者・障害児心理学)

講義題目  障害者・障害児心理学
准教授/教育学部 小澤 永治
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19071057
2019 後期
毎週 月曜5限
伊都イーストゾーン B-106 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/9/30 (16:50)
授業の概要 障害を持つ子どもの心理支援として,発達障害に関する理解とアセスメントについて学ぶ。
受講生が下記の受講計画で挙げたアセスメント技法についてレジュメを元に発表し,アセスメントツールの理解とともにそこで測定されている発達上の困難,およびアセスメントツールでは捉えきれないインフォーマルな理解の視点についてディスカッションを行う。

※初回の10月7日(月)にオリエンテーションと発表順決めを行うので,受講予定者は出席すること。初回にやむを得ず欠席する場合はメールで連絡すること。

(In this class, we will discuss psychological assessments for children with neurodevelopmental disorders)
キーワード : 発達障害,神経発達症,知的能力障害,自閉スペクトラム症,注意欠如・多動症,限局性学習症, 心理アセスメント,知能検査,発達検査
履修条件 : 教育学部および文学部で開講されている発達心理学や臨床心理学,精神医学に関する講義科目を履修し,定型発達および発達障害の基礎的理解を習得していること。
履修に必要な知識・能力 : 発達障害に関する実践的演習を行うため,基礎的な知識を習得していることが望まれる。
特記事項 初回の10月7日に発表者の分担・日程決めを行うので,履修予定者は必ず参加すること。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
発達障害とそのアセスメントに関する理論の基礎知識を習得する。
発達障害とそのアセスメントに関する理論について的確に説明できる。 発達障害とそのアセスメントに関する理論の基礎知識について説明できる。 発達障害とそのアセスメントに関する理論の基本的な用語を知っている。 発達障害とそのアセスメントに関する理論の基本的な用語を知らない。
B_B1-d [専門的研究手法]
発達障害の心理アセスメントに関する技法の基礎を習得する。
発達障害の心理アセスメントに関する技法の基礎について習得している。 発達障害の心理アセスメントに関する技法の基礎について理解している。 発達障害の心理アセスメントに関する技法の基礎について多少理解している。 発達障害の心理アセスメントに関する技法の基礎について理解していない。
汎用的技能
子どもの特性や強みを検討する際の科学的方法について学ぶ。
発達障害をもつ子どもを理解する視点の科学的方法について十分に理解し活用できる。 発達障害をもつ子どもを理解する視点の科学的方法について理解している。 発達障害をもつ子どもを理解する視点の科学的方法について基本的な事項を理解している。 発達障害をもつ子どもを理解する視点の科学的方法について最低限必要な事項を理解していない。
態度・志向性
発達障害をもつ子どもやその保護者に対しての倫理的態度を習得する。
発達障害を持つ子どもや保護者に対しての高い倫理性を持った態度を習得している。 発達障害を持つ子どもや保護者に対しての倫理的態度を身につけている。 発達障害を持つ子どもや保護者に対しての基本となる倫理的態度を理解している。 発達障害を持つ子どもや保護者に対して最低限必要となる倫理的態度を理解していない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業では受講生による発表及び,実際のアセスメントツールを用いてのロールプレイ,模擬事例からの解釈演習を行う。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に設けない
参考書 : 発達障害児者支援とアセスメントのガイドライン,辻井正次【監修】,金子書房,2014
子どもの臨床心理アセスメント,松本真理子・金子一史【編】,金剛出版,2010
心理検査マニュアル類

そのほか適宜指示する。
授業資料 : 発達障害・発達に関するアセスメントを取り上げた文献・論文等

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
発表者決め
2 遠城寺式乳幼児分析的発達検査
3 田中ビネー知能検査X@
4 田中ビネー知能検査XA
5 WISC-W@
6 WISC-WA
7 WPPSI-V
8 KABC-U@
9 KABC-UA
10 KABC-UB
11 DN-CAS@
12 DN-CASA
13 ADHD-RS-W,Conners3
14 ADI-R
15 ADOS-2

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B1-d
[専門的研究手法]

汎用的技能

態度・志向性
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 授業での発表
ディスカッションへの参加
最終レポート
により総合的に判断する。
学習相談 学習相談 : 授業前後に受け付ける。
その他の時間を希望する場合はメールでアポイントメントをとること。
eiji@hes.kyushu-u.ac.jp

授業以外での学習に当たって : 各自で上記の心理アセスメントについて調べ,レジュメ発表の準備をすること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)