文学部 人文学科

人文学科基礎科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
人文学基礎 I
Foundations of the Humanities I
講義題目  人文学基礎T(哲学コースと歴史学コース)
教授 森平雅彦(代表)
科目ナンバリングコード: LET-HUM1011J
講義コード: 19055109
2019 前期
毎週 金曜2限
伊都イーストゾーン 伊都2404 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/7/26 (10:15)
授業の概要 哲学コースと歴史学コースの各教員が、それぞれの専門性を踏まえながら、各学問領域の基礎的な内容を平明で分かり易く講義する。

(Professors from the philosophy and history courses in the faculty lecture in turn their disciplinary based topic with basic perspective.)
キーワード : 人文学 基礎 哲学 歴史学
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 【Moodleでの登録方法】 ※授業の「受講登録」とは別です。忘れずに!
・受講希望者は初回授業開始時(遅くとも受講登録期間まで)に、「学生ポータルシステム」(Moodle)で「自己登録」を済ませてください。登録は初回授業前でも可能です。
・九州大学の「学生ポータルシステム」の「九州大学e-ラーニングシステム Moodle(https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/)」にアクセスし、「ユーザ名」「パスワード」を入力し、ログインします。ログインIDはSSO-KIDを使用します。
・「コースを検索する」から本授業のコースを見つけ、クリックします。
・登録オプションが表示されるので、授業名を確認し、「私を受講登録する」をクリックします。

【出席点呼の方法】
・授業中にインターネットを利用して出席を取ります。学生は毎回パソコンを各自持参し、無線LANでインターネットに接続できる設定にしておいて下さい。
・Moodleにアクセスして本授業のコースを開き、当日の授業の「出席課題」をクリックすると,「出席課題」のページが表示されます。その画面の「課題を追加する」をクリックすると記入欄が表示されます。
・授業開始15分後頃に担当教員から簡単な質問や指示を出します。
・上記の記入欄に必要な内容を入力し、「変更を保存する」をクリックしたら完了です。。
・数分以上遅れて送信すると、出席と認められない場合があります。システム・トラブルなどで完了できない場合、その場で教員に申し出て氏名を告げてください。

【教室での注意事項】
・出席確認後、やむをえず早退する場合は必ず教員に申し出てください。ただし理由や退出時間によっては欠席扱いとする場合があります。
・私語など受講態度が授業の妨げとなる場合、教室から退場を求め、受講資格を取り消す場合があります。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、ある程度現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識について知識がある。 人文学の基礎知識について知識に不足する。
B_A-b [アプローチの理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチがあることを深く理解している。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチをある程度理解できている。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチがあることを認識している。 専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへのアプローチが一面的でしかなく固定されている。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 各教員から授業のなかで提示します。
授業資料 : 各教員より配布します。
教員により、Moodle上のコースに電子ファイルをアップする形で配布する場合があります。毎回、授業開始前にチェックして、ダウンロードまたはプリントするなどしてください。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 第1回(4月12日)南澤良彦(中国哲学史)
ガイダンス&「中国の性説について」
2 第2回(4月26日)大西克智(哲学・哲学史)
「人はなぜ哲学を求め続けるのか?− 自壊と再生の二千五百年を経て」
3 第3回(5月10日)横田理博(倫理学)
「西田幾多郎と鈴木大拙」
4 第4回(5月17日)東口豊(美学・美術史)
「美学藝術学への誘い」
5 第5回(5月24日)倉田剛(哲学・哲学史)
「社会種に関する哲学的考察」
6 第6回(5月31日)井手誠之輔(美学・美術史)
「水墨画の誕生」
7 第7回(6月7日)片岡啓(インド哲学史)
「インド哲学史入門」
8 第8回(6月14日)坂上康俊(日本史学)
「古代の糸島1」
9 第9回(6月21日)坂上康俊(日本史学)
「古代の糸島2」
10 第10回(6月28日)中島楽章(東洋史学)
「海域アジア史のアプローチ」
11 第11回(7月5日)森平雅彦(朝鮮史学)
「朝鮮史研究のポテンシャル」
12 第12回(7月12日)辻田淳一郎(考古学)
「考古学とはどのような学問か」
13 第13回(7月19日)今井宏昌(西洋史学)
「歴史学・西洋史学とアイデンティティ」
14 第14回(7月26日)清水和裕(イスラム文明学)
「イスラムから世界史を見る」

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-b
[アプローチの理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 50%
出席 50%。欠席が3分の1を超えた場合は、受講資格を失う。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 出席50%、レポート50%。
【出欠について】
・毎時間出欠を確認します(点呼方法については別記)。
・欠席が授業回数の3分の1を超えた場合、受講資格を失います。全14回の授業を予定しているので、5回欠席した時点で失格となります。
・公欠は大学所定の事由(災害、交通障害、インフルエンザ等の感染症、忌引き等)に限ります。部活・サークル等の都合による欠席は公欠として認められません。判断が難しいケースは個別に代表教員(森平)に相談してください。
【レポートについて】
・各担当教員が提示したレポート課題の中から1つを選び、レポートを作成してください。
レポート課題は、各教員が授業担当時にその場で提示する場合と、その場では提示しない場合がありますが、最終授業終了後ただちに一覧にして、このシラバス上に掲示します。
・レポートの表紙には、選択した課題の出題教員名を必ず明記してください。その教員がレポートを採点するので、教員名の記載が無かったり間違ったりしていると、混乱のもとになります。
・字数は2000字以上。その他の様式は課題ごとに指定がある場合はそれに従うこと。特段の指示がなければ自由。
・提出先:人文社会科学系事務部教務課教務第一係(文学部担当:イースト1号館1階)
・締切:第1期(8月20日(火)午後3時まで。

【レポート課題】
〇南澤「朱子学の性説は、性善説と言えるのか、論じなさい」
〇横田「西田幾多郎の『善の研究』(講談社学術文庫または岩波文庫)、鈴木大拙の『大乗仏教概論』(岩波文庫)、いずれかを読んで、各自考えたことを述べなさい」
〇大西「配布した参考資料(Moodle上に再掲)中【A】【B】それぞれに窺われる思想のいずれを自分は肯定するか、理由とともに述べよ。なお、双方肯定あるいは双方否定という立場もありえようし、肯定否定には全面的な場合も部分的な場合もありうるだろう」
〇倉田「講義の内容をふまえたうえで、自然種と社会種との類似性と違いについてあなた自身の見解を述べなさい。」
〇片岡「Moodleに挙げた次の論文を読み、著者の主張を踏まえた上で論評しなさい。L. シュミットハウゼン:「仏教と自然倫理」」
〇東口「現代における美学研究の意義について考えることを述べなさい」
〇井手「水墨画の特色について、授業で述べた内容に関連しつつ、自らの意見を述べなさい」
〇坂上「伊都キャンパス内の遺跡の活用法について、できるだけ具体的に構想を述べなさい。全体についてでも、特定の一部分についてでも可。イラストを添えることが望ましい。参考資料は、福岡市埋蔵文化財調査報告書シリーズの中の『元岡・桑原遺跡群』シリーズ。中央図書館、福岡市総合図書館や、奈良文化財研究所のデータベース「全国遺跡報告総覧」等で閲覧できます」
〇中島「10-15世紀の東アジアにおける火器普及と火薬貿易について、講義内容に基づいてまとめなさい」
〇森平「授業の内容を要約し、これに対するあなたの考えを述べてください」
〇辻田「整備・保存された遺跡公園,もしくは歴史・考古系博物館の展示を見学し,展示の概要とともに,その展示の意義と課題・問題点について説明しなさい」
〇今井「現在に生きるわれわれが異なる時代や地域の歴史を学び、研究することの意義について、講義内容を踏まえつつ論じなさい」
〇清水「イスラームもしくはイスラーム史について興味のあるテーマを選び、自由に論じなさい。参考文献を明記すること」
学習相談 学習相談 : ・履修方式・出欠など全体に関する事柄は代表者(森平)まで問い合わせてください。
連絡先:morihira*lit.kyushu-u.ac.jp(*は@に変更してください)

・個々の授業内容については、担当教員に授業終了後などに質問してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)