文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
人文学 II
The Humanities II
講義題目  生と死の探求
准教授 片岡 啓
科目ナンバリングコード: LET-HUM2012J
講義コード: 19053601
2019 後期
毎週 水曜2限
伊都 D-103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 生まれ、そして、死ぬ。外から見れば、一つの生命が誕生し、そしていずれ死にゆく、それだけの問題なのかもしれません。冷めた視線で見ればそうでしょう。しかし「生と死」は、そのような客観的な対象として問題なのでしょうか。時に「生と死」は、一人一人が孤独の中で対面する、逃げられない問題として襲いかかってくることがあります。「生老病死」「生死事大」、古今の聖賢が主体的にこの問題に取り組み、様々な見方を我々に残してくれています。文学部の教員は、この普遍的でしかも個人的なテーマにどう答えるのでしょうか。哲学者は何を問い、何を答えるのでしょう。文学において「生と死」はどのように提示されてきたのでしょうか。宗教はこの悩みを果たして解決してくれるのでしょうか。そして美術は「生と死」をどのように具象化してきたのでしょうか。文学部の哲学コース、歴史学コース、文学コース、人間科学コースから選りすぐられた精鋭講師陣がガイドとなって世界の時空を皆さんとともに巡ります。

(Lecture series titled as "Inquiry into life (birth) and death". Twelve lecturers in our faculty give talks on various issues relevant to the topic from different perspectives, such as philosophy, art history, history, anthropology, sociology, literature, etc. Participants are required to have a copy of the textbook published from our University press.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
授業計画 テキスト : 『生と死の探求』 (九州大学文学部人文学入門 2)
片岡啓、飯嶋秀治、清水和裕 (編)
九州大学出版会、2160円
参考書 :
授業資料 : 教科書に収めることのできなかった最新資料については各先生が各授業で配布資料などを用いることがある。

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 10 月2 日  全員初回ガイダンス
2 10 月9日 静永 健 竹取物語「月の顔見るは忌むこと」考
3 10 月23日  後小路雅弘 描かれた死─アジアの美術
4 10 月30日 清水和裕 イスラーム社会における生と死
5 11 月6日 片岡 啓 生老病死の苦海から
6 11 月13日 井手誠之輔 仏伝図に見られる釈迦の誕生と涅槃
7 11 月20日 辻田淳一郎 墓地と社会関係
8 11 月27日 今井宏昌 第一次世界大戦と戦死者の「英霊」化
9 12 月 4日 鵜飼信光 命を与えることの重み
10 12 月11日 高野泰志 アーネスト・ヘミングウェイの描く戦争と死
11 12 月18日 小黒康正 トーマス・マン『魔の山』
12 12 月25日  今里悟之 村の墓制の空間論
13 1 月8日  山下亜紀子 「依存して生きるひとたち」と「ケアするひとたち」
14 1 月22日  飯嶋秀治 永遠のいのち
15 1 月29日  鼎談:飯嶋×今里×片岡

授業以外での学習に当たって :
学習相談 : 授業後
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-a [人文学の視座の理解]
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。
人文学の基礎知識を踏まえて、現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識を踏まえて、ある程度現代人文学の視座の特質を理解できる。 人文学の基礎知識について知識がある。 人文学の基礎知識について知識に不足する。
B_A-c [言葉の理解]
専門分野の基礎知識に基づいて、人間と社会のあり方とそれへの多様なアプローチを理解できる。
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、ある程度人間存在への理解を深める。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりへの認識を持つ。 「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりに不足する。
B_A-d [資料の理解]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などに基づいて、ある程度世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などの知識や経験を持つ。 史資料・文献・作品の分析と解釈、および実地調査などの知識や経験に不足する。
B_B2-d [専門的思考方法]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得する。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法をある程度獲得する。 専門分野の内容に関する理解と、学問固有の思考方法について知識を持つ。 専門分野の内容に関する理解と、学問固有の思考方法について知識が不足する。
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-a
[人文学の視座の理解]
B_A-c
[言葉の理解]
B_A-d
[資料の理解]
B_B2-d
[専門的思考方法]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
出席

成績評価基準に関わる補足事項 : 1)毎回出欠をとる。開始から15分を越えての遅刻は、欠席とする。4回以上欠席の場合には、受験資格無しとする。大学から出校停止を命じられる(インフルエンザ、災害など)場合以外は、「公欠」はない。
2)学期末提出のレポートを課す。締切は第1期、提出先は学生第一係。2000字以上。必ず選択した教員名をレポートの表紙に記すこと。例:人文学II(静永健教授)
3)レポート課題は、授業担当教員全員が一つずつ提示するので、学生はここから一つを選択する。
4)評価基準は、出席点50%、レポート評価50%。

レポート課題
【字数】二〇〇〇字以上。
【締切】第一期=二月七日(金)十五時。 
【提出先】学生第一係。
その他 その他 : moodleを使用するので毎回授業にはパソコン等を持参のこと.

教職 :
資格 :

更新日 : 2019/8/25 (09:25)