文学部 人文学科

学芸員科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
博物館経営論
Museum Management
講義題目  博物館経営論
総合研究博物館 教授 岩永 省三
科目ナンバリングコード: LET-HUM2062J
講義コード: 19052813
2019 後期
毎週 火曜4限
伊都イーストゾーン 大講義室I 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/2/19 (17:18)
授業の概要 博物館を取り巻く社会的環境が厳しさを増す中で、博物館が存続していくために必要な管理運営の在り方を考える。博物館のミッションとその的確な遂行方法を確認し、博物館組織を支える行財政制度や施設・設備、組織・職員の管理運営の方法を学ぶ。また、博物館組織と利用者、外部諸機関、地域社会との有機的な関係の作り方を学ぶ。

(This lecture course is designed to introduce students to the discipline of museum managemant.)
キーワード : 博物館経営、博物館組織、社会連携
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 岩永担当の11駒は毎週授業する。
清須美担当の4駒は集中講義とする。開校日は決まり次第、掲示する。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 : 学芸員
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
知識・理解
博物館の形態面と活動面における適切な管理・運営について理解し、博物館経営(ミュージアムマネージメント)に関する基礎的能力を養う。博物館が外部と連携・協働を進めていくために必要なあり方とやり方を理解する。
各回の講義内容について十分な理解に達し、日本の博物館の現状を理解し、問題点やその原因について深く考察できる。 各回の講義内容について十分な理解に達し、日本の博物館の現状を理解し、問題点やその原因についてある程度考察できる。 各回の講義内容についてある程度の理解に達し、日本の博物館の現状を理解し、問題点やその原因についてある程度考察できる。 各回の講義内容についての理解が不十分で、日本の博物館の現状を理解し、問題点やその原因について考察ができていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に用いない。
参考書 : 授業中に適宜紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 博物館経営の考え方とその背景(岩永)
2 博物館の行財政制度(岩永)
3 博物館の財務(岩永)
4 博物館の施設と設備(岩永)
5 博物館の組織と職員(岩永)
6 博物館の使命と計画・評価(岩永)
7 博物館倫理(岩永)
8 博物館諸活動の管理運営1(岩永)
9 博物館諸活動の管理運営2(岩永)
10 他機関(行政・大学・類縁機関)との協働・連携(岩永)
11 地域社会と博物館を繋ぐコーデネーションの実際(岩永)
12 ミュージアムマネージメントデザイン論。博物館の事業経営上のポイント(清須美)
13 施設の魅力創生論。施設事業ブランドの立場からの利用者への価値創生による博物館施設の魅力作り(清須美)
14 施設んコミュニケーションデザイン論。広報・宣伝・マーケティング等、実践的方法論による、集客と魅力あるコミュニケーションの実現(清須美)
15 博物館ネットワーク論。博物館に関するあらゆるネットワーク作りの具体的方法論と先進事例(清須美)

成績評価
観点→
成績評価方法

知識・理解
備考(欠格条件、割合等)
レポート 岩永担当分11回はレポートで評価する。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 清須美担当分4回は授業中に発表する。
学習相談 学習相談 : 岩永の勤務地である総合研究博物館(箱崎)への訪問を歓迎する。

授業以外での学習に当たって : 実際の博物館の経営面について関心を持ち、展示以外の諸活動や、組織、職員、出版物、ショップ等について調べてみること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)