文学部 人文学科

人文学科共通科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
ジャーナリズム論 II
Lectures on Journalism II
講義題目  新聞の役割と機能
朝日新聞西部本社統括センターお客様担当部長 大森 定義
科目ナンバリングコード:
講義コード: 19053807
2019 後期
毎週 水曜4限
伊都イーストゾーン B-112 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/10/21 (16:31)
授業の概要 情報が氾濫するインターネット社会のなかで、なおジャーナリズムの中心に位置する新聞。朝日新聞の記者・元記者らが講義し、それぞれが違う視点で社会での新聞(ジャーナリズム)の役割と機能を解説する。
また、デジタルや放送の報道と情報の伝え方も示すことにより、メディアの違いによる機能を浮き彫りにしていく。
授業を通じて、日々のニュースを読み解いていく文法を習得する。

(Even with an overflow of information in the Internet age, newspapers continue to play a central role in journalism.
Through their lectures and from their different perspectives, current and retired reporters from The Asahi Shimbun will analyze the role and function of newspapers, and journalism in general, in society.
The functions of differing media will also be highlighted by looking at reporting by digital and broadcasting companies as well as how they transmit information.
Students taking the course will acquire hints for more fully comprehending the news reports they encounter on a daily basis.)
キーワード : ジャーナリズム
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-c [言葉の理解]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深める。
「ジャーナリズム」という言葉の意味を踏まえたうえで、新聞のニュースや解説に使われている言葉の選択を見極め、妥当性の評価を下せる 新聞のニュースや解説に使われている言葉の選択を見極め、理解できる 新聞のニュース解説が理解できる 新聞のニュース内容が理解できる
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
世界の諸問題について正確な知識を持ち、事態の推移を把握しながら、それぞれの立場を踏まえて改善策を考えることができる 世界の諸問題について正確な知識を持ち、事態の推移を把握しながら自分なりの改善策を考えることができる 世界の諸問題について、基本的知識に基づいて事態の推移を把握している 世界の諸問題について、基本的な知識を持っている
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
様々な立場の意見を知識に基づいた客観的な視点で分析し、社会全体の視座の中に位置づけ、なおかつ自分の意見を持つことができる 様々な立場の意見を知識に基づいた客観的な視点で分析し、意見を持つことができる 様々なメディアで語られている意見を自分に投影し、意見を持つことができる 様々なメディアで語られている意見を知っている
B_C-d [興味関心の幅広さ]
専門分野のみならず、幅広い知識と教養を身に付けようとする意欲を持つ。
社会的に話題になっている事象について、普遍性や歴史的な視点で考察し、社会の教訓として知見を深めることができる 社会的に話題になっている事象について複数の視点で考察し、知識として身につけることができる 社会的に話題になっている事象に興味を持ち、常に自分の立場にと投影して考える 社会的に話題になっている事象はひととおり知っている
B_C-f [社会貢献の意欲]
人文学の視点から人類や世界、地域社会への貢献を考える志向を持つ。
様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、弱者(生活者)の視点に立ちながら社会構造の問題点を認識し、改善策を意識しながら行動するモチベーションを持つ 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、常に弱者(生活者)の視点に立って行動するモチベーションを持てる 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持ち、自分に何ができるか考える 様々なニュースについてジャーナリズム的な視点を持てる
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし。各回、必要に応じてパワーポイントを使います。
参考書 : 朝日新聞、他の新聞。
授業資料 : 必要に応じて配布する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 「新聞の役割、読み解く大切さ」(10月2日)
朝日新聞東京本社ジャーナリスト学校ディレクター・真下聡=元東京本社編集センター次長
2 「デジタルジャーナリズムの現在と近未来」(10月9日)
朝日新聞東京本社編集担当補佐・平栗大地
3 「地方取材の現場」(10月23日)
朝日新聞西部本社下関支局・山田菜の花=九州大学卒業
4 「九州の重要遺跡」(10月30日)
朝日新聞大阪本社編集委員(5月10日付着任)・中村俊介
5 「参院選後の安倍政権」(11月6日)
朝日新聞東京本社編集委員・国分高史=元論説委員、政治部員
6 「中国の世界戦略」(11月13日)
朝日新聞東京本社国際報道部・村上太輝夫=元中国総局員、台北支局長
7 「日韓の行方」(11月20日)
朝日新聞東京本社編集委員・牧野愛博=前ソウル支局長
8 「テレビ報道の難しさ」(11月27日)
九州朝日放送報道情報局報道情報センター副部長・井尻崇
9 「デジタル社会の広告」(12月4日)
朝日新聞西部本社メディアビジネス部・秋山駿介
10 「事件取材」(12月11日)
朝日新聞東京本社社会部次長・樫本淳
11 「進化するAIの現状」(12月18日)
朝日新聞東京本社科学医療部・田中郁也
12 「東京オリパラの課題」(12月25日)
朝日新聞西部本社報道センター次長(スポーツ)5月10日付着任・森田博志
13 「消費増税と経済報道」(1月8日)
朝日新聞東京本社論説委員・伊藤裕香子=西部本社経済部次長
14 「映像報道の最先端」(1月22日)
朝日新聞西部本社フォトディレクター(4月1日付着任)・山本壮一郎
15 「ローカルバラエティ番組の役割」(1月29日)
九州朝日放送総合編成局番組戦略部・河相大輔=KBCテレビ「ドォーモ」プロデューサー

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-c
[言葉の理解]
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-d
[興味関心の幅広さ]
B_C-f
[社会貢献の意欲]
備考(欠格条件、割合等)
レポート レポート70点、出席点30点
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時、大森まで相談してください。

授業以外での学習に当たって : 義務ではありませんが、できるだけ朝日新聞やテレビ(九州朝日放送)、ネット(朝日新聞デジタル)などで、日々のニュースに接する

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)