文学部 人文学科

司書科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
児童サービス論
Library Services for Children
講義題目  児童サービス論
糸島市立図書館長 岩橋 佳子
科目ナンバリングコード: LET-HUM2076J
講義コード: 19054905
2019 後期
毎週 木曜5限
伊都イーストゾーン B-101 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/10/2 (16:04)
授業の概要 公共図書館における児童サービスの役割について解説する。
絵本・物語・知識の本などさまざまな児童資料の役割を解説する。
また、公共図書館で行われているストーリーテリング、読み聞かせ、ブックトークなどの実際を解説し、実習等を行う。
学習支援として児童サービスが果たす役割、地域、学校、家庭との連携などについて理解を深める。

(We will explain the role of services for children in public libraries.
We will explain the role of various materials for children such as picture books,children's stories.
You will learn about how to practice such as storytelling,reading,booktalk
done in public libraries and do one of the practice.
You will deepen your understanding of the role that child plays for learning suppot,
cooperation with local communities,shool,and families.)
キーワード : 児童サービス 子ども 読書 児童書 読み聞かせ ブックトーク ストーリーテリング
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  司書
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-b [アプローチの理解]
子どもの読書や児童資料についての特性を理解する。また、公共図書館における児童サービスの役割、あり方と多様なそのサービス手法を理解する。
子どもの読書の特性に基づいて、子どのための資料の特質を理解し、児童サービスの基礎や役割を理解できる。 子どもの読書の特性や子どものための資料の特質への関心を深め、児童サービスの基礎を理解できる。 子どもの読書の特性や子どものための資料の特質への関心を深め、児童サービスへの関心を高めている。 子どもの読書の特性や子どものための資料についての関心が低く、児童サービスの特性について理解に達していない。
B_B2-c [思考能力]
公共図書館の児童サービスの現状を理解し、より有効なサービスの方法や課題解決のための力を身につける。
児童サービスの現状を理解したうえで、多様な発想で効果的なサービスの展開を考察することができる。 児童サービスの現状を理解したうえで、効果的なサービスの展開を考察することができる。 児童サービスの現状を把握してうえで、自分なりの発想でサービスの展開を考察している。 児童サービスの基本や現状から外れた独りよがりの発想でサービスの展開を考察している。
B_C-a [積極性]
子どもに本を手渡すための具体的な手法を学び、積極的に実習に取組む姿勢をもつ。
実習の目的や要領をよく理解し、適切な実習材料を選択し、周到な準備のもとに積極的に取り組んでいる。
公共図書館の見学やレポート作成に積極的に取り組み、課題発見や解決対策について独自の視点で考察できている。
実習の要領を理解し、実習材料の選択や実演に積極的に取り組んでいる。
公共図書館の見学に課題を意識して積極的に取り組み、正確な把握や妥当な評価を実行している。
実習の要領への理解がやや不足し実習材料の選択や実演への取り組みがやや消極的である。
公共図書館の見学を課題を意識して実行してる。
実習の要領への理解が不足し、実習材料の選択への注意欠如や、実演への準備不足が生じ、取組が消極的である。
公共図書館の見学の目的が理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 1〜4回目までは、担当教員による実演と解説を行います。5回目以降は、前半、学生自身の実習とその講評(慣れてきたら学生同士の意見交換も行う予定)後半、資料に基づいて解説。また、実際の児童資料も紹介しながらすすめていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 第1回目の講義の中で説明。
参考書 : 第1回目の講義の中で説明。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 授業の概要説明、図書館における児童サービスの概論
2 児童サービスの実際:読み聞かせ 実習者は実演の事前準備
3 児童サービスの実際:ストーリーテリング・おはなし会の持ち方 実習者は実演の事前準備
4 児童サービスの実際:ブックトーク 実習者は実演の事前準備
5 児童サービスの歴史と現状 実習 実習者は実演の事前準備
6 発達と学習における読書の役割 実習 実習者は実演の事前準備
7 乳幼児サービスと資料:赤ちゃん絵本・ブックスタート・わらべ歌など 実習 実習者は実演の事前準備
8 ヤングアダルトサービスと資料 実習 実習者は実演の事前準備
9 児童資料の具体例:絵本 実習 実習者は実演の事前準備
10 児童資料の具体例:物語・読み物 実習 実習者は実演の事前準備
11 児童資料の具体例:知識の本・その他の資料 実習 実習者は実演の事前準備
12 児童資料の選書・蔵書構成・資料の提供 実習 実習者は実演の事前準備
13 子どもの学習と情報利用:図書館活用指導・レファレンスサービス 実習 実習者は実演の事前準備
14 学校・学校図書館の活動 実習 実習者は実演の事前準備
15 学校、家庭、地域との連携・協力とこれからの児童サービス 実習予備日

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-b
[アプローチの理解]
B_B2-c
[思考能力]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
出席 15%
レポート 50%
プレゼンテーション プレゼンテーション→実習(読み聞かせ等)35%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 出席15%:講義・実習の見学等を通じて児童サービスの役割や子どものための資料について理科する。
実習35%:子どもへ本を手渡す具体的手法を実演することで、サービス方法への理解を深め、実践力を身につける。
レポート50%:児童図書館の現状を知り、講義内容を踏まえ、サービス方法の考察を行う。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 2〜4回の講義で説明した実習の技法について、事前準備と練習を十分に行うこと。

12月〜1月にかけて、公共図書館の見学を行い、事前に説明した要領に基づきレポートを作成すること。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)