人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
西洋近現代哲学史研究 II
History of European Modern Philosophy (Seminar II)
講義題目  原典精読(承前)ー デカルト『方法序説』「第2部」より
准教授 大西 克智
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 後期
毎週 月曜4限
伊都イーストゾーン 哲学演 教室
M/J科目 (日本語, French)
更新情報 : 2019/10/2 (11:19)
授業の概要  前期に引き続き、ルネ・デカルトによる『方法序説』を「第2部」から精読する。参加者には、仏語原典ないし英訳(あるいはラテン語版からでも!)の邦訳を分担してもらう。デカルト哲学へのイントロダクションという側面もあるので、関連するテクストや問題も随時紹介してゆく。
 後期全体のスケジュールを最初に確認する必要があるので、出席予定者は可能な限り初回(10月7日)に来られたい。それが不可能で、周囲から情報を得ることも難しい場合は担当教員まで連絡を取ること。

( This seminar course aims to familiarize students with Cartesian philosophy through an intensive reading of "Discourse on the Method" of R. Descartes. )
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_A-a [先行研究の理解]
哲学を対象とする領域では、古典的な文献著作を厳密に読解するとともに、重要な先行研究に基づいてその内容を批判的に検討し考察できる。
人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて、全体的に把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めていちおう把握することができている。 人文諸学において哲学が占める位置を、自然科学諸分野との兼ね合いまで含めて把握することができていない。
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
哲学、倫理学、インド哲学史、中国哲学史、芸術学、 これらのうち一つについて、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて、深く理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて、いちおう理解できている。 古典に属する哲学の著作を読むということが、哲学を学ぶ上でいかなる意味を持つのかについて理解できていない。
MP_B1-a [一次資料の読解]
哲学および芸術学の領域に関する文献や一次資料を厳密に読解する能力を身につける。
購読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら、忠実に理解することができている。 購読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら理解することができている。 購読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながらいちおう理解することができている。 購読する著作の著者が記す言葉を、著者の意図に送り返しながら理解することができていない。
MP_B1-c [理論的な分析]
哲学的著作あるいは芸術作品 について実証的に考察し、かつ理論的な分析を加えることができる。
現代の私たちとは異なる思考の布置を十分に踏まえた上で文献を購読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置を踏まえた上で文献を購読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置をいちおう踏まえた上で文献を購読できている。 現代の私たちとは異なる思考の布置を踏まえた上で文献を購読することができていない。
MP_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
購読する文献(原典ないしその英訳)を、行間までに含めて、深く読むことができている。 購読する文献(原典ないしその英訳)を正確に深く読むことができている。 購読する文献(原典ないしその英訳)を、一通り読むことができている。 購読する文献(原典ないしその英訳)を、十分に読むことができていない。
MP_B2-b [理論的思考力]
人文科学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。
購読する著作の著者固有の論理的展開を正確に追うことができている。 購読する著作の著者固有の論理的展開を追うことができている。 購読する著作の著者固有の論理的展開をいちおう追うことができている。 購読する著作の著者固有の論理的展開を正確に追うことができていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 原著(英訳も含む)を出席者が順に訳出してゆく(担当回は邦訳を配布する)ことを基本形態とする。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : デカルト『方法序説』仏語原典とそのラテン語訳および英訳を併用する。テクストは複写版を配布する。
参考書 : 演習内で支持する
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
2 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
3 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
4 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
5 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
6 デカルト『方法序説』「第2部」購読 購読
7 デカルト『方法序説』「第2部」全体の整理 整理
8 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
9 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
10 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
11 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
12 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
13 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
14 デカルト『方法序説』「第3部」購読 購読
15 デカルト『方法序説』「第3部」購読 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_A-a
[先行研究の理解]
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
MP_B1-a
[一次資料の読解]
MP_B1-c
[理論的な分析]
MP_B2-a
[総合把握力]
MP_B2-b
[理論的思考力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)