人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学方法論研究 II
Methodology of Philosophy (Seminar II)
講義題目  自由意志論研究(承前)ー Aristoteles 〜 Anscombe
准教授 大西 克智
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 後期
毎週 金曜4限
伊都イーストゾーン A-102 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2019/10/2 (12:26)
授業の概要 前期に残したM. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” を一瞥した上で、G. E. M. Anscombe, Intentionの検討に入る。今期は、訳出作業に加え、関連する哲学(史)的問題についての報告なども出席者には担当してもらう予定。
後期全体のスケジュールを最初に確認する必要があるので、出席予定者は可能な限り初回(10月4日)に来られたい。それが不可能で、周囲から情報を得ることも難しい場合は担当教員まで連絡を取ること。

(Through an in-depth study of selected papers or books concerning the problem of free-will, students will acquire and develop the practical specialist knowledge and skills needed for research in this field.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_A-a [先行研究の理解]
哲学を対象とする領域では、古典的な文献著作を厳密に読解するとともに、重要な先行研究に基づいてその内容を批判的に検討し考察できる。
意志の自由という問題に対して可能な複数のアプローチをそれぞれ正しく視野に入れることができている。 意志の自由という問題に対して可能な複数のアプローチを視野に入れることができている。 意志の自由という問題に対して可能な複数のアプローチをいちおう視野に入れることができている。 意志の自由という問題に対して可能な複数のアプローチを視野に入れることができていない。
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
哲学、倫理学、インド哲学史、中国哲学史、芸術学、 これらのうち一つについて、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
概念の背後で問題になっている事態を正確に捉えることができている。 概念の背後で問題になっている事態を捉えることができている。 概念の背後で問題になっている事態をいちおう捉えることができている。 概念の背後で問題になっている事態を捉えることができていない。
MP_B1-c [理論的な分析]
哲学的著作あるいは芸術作品 について実証的に考察し、かつ理論的な分析を加えることができる。
検討する文献著者の考えを正確に理解できている。 検討する文献著者の考えを理解できている。 検討する文献著者の考えをいちおう理解できている。 検討する文献著者の考えを理解できていない。
MP_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
意志の自由という問題が人文学において占める位置を正確に把握できている。 意志の自由という問題が人文学において占める位置を把握できている。 意志の自由という問題が人文学において占める位置をいちおう把握できている。 意志の自由という問題が人文学において占める位置を把握できていない。
MP_B2-b [理論的思考力]
人文科学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。
意志の自由という問題を貫くロジックを正確に把握できている。 意志の自由という問題を貫くロジックを把握できている。 意志の自由という問題を貫くロジックをいちおう把握できている。 意志の自由という問題を貫くロジックを把握できていない。
DP_A-a [先行研究の理解]
哲学を対象とする領域では、古典的な文献著作を厳密に読解するとともに、重要な先行研究に基づいてその内容を批判的に検討し考察できる。
検討する文献の前提となっている思考様式を深く看取できている。 検討する文献の前提となっている思考様式を看取できている。 検討する文献の前提となっている思考様式をいちおう看取できている。 検討する文献の前提となっている思考様式を看取できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 M. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” および G. E. M. Anscombe, Intention を主要な検討素材とする一方、関連する論文等にも随時言及する。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : M. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” および G. E. M. Anscombe, Intention
参考書 : 随時指示する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 予講:「思想史へのアプローチ」
3 M. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” 検討 演習
4 M. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” 検討 演習
5 M. Frede, A Free Will, Chap. 2, “Aristotle on Choice without a Will” 検討 演習
6 アリストテレスの行為論について
7 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
8 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
9 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
10 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
11 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
12 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
13 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
14 G. E. M. Anscombe, Intention 読解 演習
15 総括 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_A-a
[先行研究の理解]
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
MP_B1-c
[理論的な分析]
MP_B2-a
[総合把握力]
MP_B2-b
[理論的思考力]
DP_A-a
[先行研究の理解]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度
プレゼンテーション

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)