人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野
インド哲学史 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
アジア宗教思想特論 VIII
Religions in South Asia and Tibet (Specialized Lecture VIII)
講義題目  『根本説一切有部律』を読む
早稲田大学高等研究所 常勤講師 八尾 史
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 後期
集中
伊都 印哲研 教室
M/J科目 (日本語, サンスクリット)
授業の概要 『根本説一切有部律』は、インド仏教の聖典「三蔵」のうち「律蔵」に属する文献である。律蔵は僧院生活の微に入り細にわたって定められた規則の集成であるが、『根本説一切有部律』は、それとともに厖大な説話類を含むことでも知られている。これらの説話には仏教僧の生活を生き生きと描く規則制定因縁譚や、ブッダの生涯とその教団の成り立ちについての伝説、教訓的な前世の物語などが含まれている。
授業ではこの『根本説一切有部律』の中の「律事」第15章「臥具事 Sayanasanavastu」を選び、サンスクリット語テクストを輪読する。チベット語訳も適宜参照するが、受講者にチベット語の知識は必須でない。
この章には規則集と説話集という『根本説一切有部律』の二つの側面がよく表れており、その読解を通して仏教聖典の多様性への理解を深めることが授業の目的である。現在進行中の律蔵研究の成果についても解説を加える。

(This course aims to familiarize students with ancient Indian Buddhist monastic literature. Class time will be used to read a Sanskrit text.)
キーワード : インド仏教、律蔵、説話
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : サンスクリット語
授業計画 テキスト : Raniero Gnoli. 1978. The Gilgit Manuscript of the Sayanasanavastu and the Adhikaranavastu. Serie Orientale Roma 50. Roma: Istituto Italiano per il Medio ed Estremo Oriente.(履修者には授業に先立って必要箇所のコピーを送付する)
参考書 : Shayne Clarke. 2014. Vinaya Texts. Gilgit Manuscripts in the National Archives of India: Facsimile Edition, vol. 1. New Delhi: National Archives of India, Tokyo: International Research Institute for Advanced Buddhology, Soka University. (同上)
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 教材についての説明
2 テクストを読む 輪読
3 テクストを読む 輪読
4 テクストを読む 輪読
5 テクストを読む 輪読
6 テクストを読む 輪読
7 テクストを読む 輪読
8 テクストを読む 輪読
9 テクストを読む 輪読
10 テクストを読む 輪読
11 テクストを読む 輪読
12 テクストを読む 輪読
13 テクストを読む 輪読
14 テクストを読む 輪読
15 律蔵研究の現在について

授業以外での学習に当たって :
学習相談 : 授業終了時など
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
文献研究の方法とインド仏教の研究史について十分な知識を持っている。 文献研究の方法とインド仏教の研究史についてある程度の知識を持っている。 文献研究の方法とインド仏教の研究史を学びつつある。 文献研究の方法とインド仏教の研究史を学ぶことについて一層の努力が必要。
MP_B1-a [一次資料の読解]
哲学および芸術学の領域に関する文献や一次資料を厳密に読解する能力を身につける。
資料の文献史における位置づけをふまえた上で正確な読解ができる。 資料の文献史における位置づけを説明することができる。 資料の文献史における位置づけを理解している。 資料の文化的背景を理解することについて一層の努力が必要。
MP_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
文献の背景にある思想や生活習慣などを十分にふまえて読解できる。 文献の背景にある思想や生活習慣などをある程度意識しながら読解できる。 文献の背景に特定の思想や生活習慣などがあることを理解している。 文献の背景にある思想や生活習慣などを理解することについて一層の努力が必要。
DP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
哲学、倫理学、インド哲学史、中国哲学史、芸術学、 これらのうち一つについて、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
文献研究の方法とインド仏教の研究史について十分な知識を持ち、応用することができる。 文献研究の方法とインド仏教の研究史について十分な知識を持っている。 文献研究の方法とインド仏教の研究史についてある程度の知識を持っている。 文献研究の方法とインド仏教の研究史を学ぶことについて一層の努力が必要。
DP_B1-b [理論的な分析]
哲学的著作あるいは芸術作品 について実証的に考察し、かつ理論的な分析を加えることができる。
資料の特徴を把握し説明することが十分にできる。 資料の特徴を把握し説明することがある程度できる。 資料の特徴を把握しつつある。 資料の特徴を把握することについて一層の努力が必要。
DP_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
文献の背景にある思想や生活習慣などを十分にふまえて読解し、適切に説明できる。 文献の背景にある思想や生活習慣などを十分にふまえて読解できる。 文献の背景にある思想や生活習慣などをある程度意識しながら読解できる。 文献の背景にある思想や生活習慣などを理解することについて一層の努力が必要。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
MP_B1-a
[一次資料の読解]
MP_B2-a
[総合把握力]
DP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
DP_B1-b
[理論的な分析]
DP_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度
出席

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 :

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :

更新日 : 2019/3/9 (12:32)