人文科学府 歴史空間専攻 日本史学 分野
日本史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生、3年生、4年生
対象学部等:
日本古代史特論 III
Ancient Japanese History (Specialized Lecture III)
講義題目  日唐の公式令と書儀
教授 坂上 康俊
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 前期
毎週 水曜1限
伊都イーストゾーン 日本史演習室 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/10/26 (19:27)
授業の概要 日本における唐の法典の輸入状況を確認した上で、特に公式令に視点を据えて、どのような原理で日本令は編纂されたのか、特に個人の意思の表明をどう処理しようとしたのか、書儀との役割分担と絡めて考えていきたい。その過程で、唐代・宋代の形式を具備した書簡の一群としての日本僧の日記を読み進めていきたい。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of ancient Japanese history. The course also occasionally touches on relevant topics in China and the Korean peninsula.)
キーワード : 公式令 書儀 日唐求法巡礼行記 参天台五台山記
履修条件 : 特にない
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
「書状」とは何か、現存する「書状」を扱うにはどういう注意が必要かを理解する。
非常に優れている。 大変優れている。 読めている。 読めない。
MH_A-a [史資料の分析]
「書状」そのもの、あるいは「書状」に触れた典籍・記録独特の文体に慣れ、大要を読み取ることができる。
非常に優れている。 大変優れている。 理解している。 理解できていない。
MH_B2-a [総合把握力]
「書状」そのもの、あるいは「書状」について触れたさまざまな記述史料から「書状」に対する意識を復原する。
非常に優れている。 大変優れている。 考えてはいる。 考えた内に入らない。
MH_B2-b [理論的思考力]
「書状」を古文書学の中に位置づける。
非常に優れている。 大変優れている。 分析しようとしている。 分析しようとしていない。
DH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
日本古代の「書状」の世界史的な位置づけについて考える。
非常に優れている。 大変優れている。 まずまず話が出来ている。 話にならない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 必要なテキストは、授業の際に配布する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 前学期講義の概要と問題提起
2 日唐公式令の条文配列
3 唐法典輸入史の諸問題─特に書禁をめぐって─
4 入唐僧・入宋僧の書簡
5 唐代の礼と法

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_A-a
[史資料の分析]
MH_B2-a
[総合把握力]
MH_B2-b
[理論的思考力]
DH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 講義・演習の前後の時間、またはその時に約束した時間。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)