人文科学府 言語・文学専攻 日本・東洋文学 分野
国語学・国文学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本文学特論 III
Japanese Literature (Specialized Lecture III)
講義題目  源氏物語の全体像を把握する
國學院大學文学部 特任教授 山田 利博
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2019/7/6 (17:01)
授業の概要 専門外の者に対して源氏物語の全体像を紹介するとともに、これまで様々な議論を呼んできた問題を示し、それについての考え方を示すことによって、専門的思考を身につける一助とする。

(In addition to introducing the overall picture of the Tale of Genji for unprofessional persons, it will help to acquire professional thinking by showing the problem which has been called a variety of discussions up to now, and presenting the idea about it.)
キーワード : 源氏物語 物語読解の方法
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 古語の読解能力
特記事項 9月10日(火)〜13日(金)に開講予定
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
ML_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
国語学・国文学、中国文学、英語学・英文学、独文学、仏文学、言語学ないしはこれらの領域を横断する研究のうち一つを対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
源氏物語の研究史を理解し、それを自己の研究に応用することができる。 源氏物語の研究史を理解し、それがそのように発展してきた必然性が理解できる。 源氏物語の研究史を理解した。 源氏物語の研究「史」も把握できず、個々の理論も把握できない。
ML_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
講義全体の意図を理解し、それに対して自分なりの意見を述べることができる。 講義全体の意図が理解できる。 講義各回の内容が把握できる。 講義の内容把握が不十分。
DL_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
国語学・国文学、中国文学、英語学・英文学、独文学、仏文学、言語学ないしはこれらの領域を横断する研究のうち一つを対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
源氏物語の研究史を理解し、それを自己の研究に応用することができる。 源氏物語の研究史を理解し、それがそのように発展してきた必然性が理解できる。 源氏物語の研究史を理解した。 源氏物語の研究「史」も把握できず、個々の理論も把握できない。
DL_B1-a [自立した研究活動]
人文基礎の領域において、新たな方法論や知見を提起しうる研究者として自立した研究活動ができる。
講義に積極的に参加し、講義内容に対する自分なりの意見を発表することができる。 講義に積極的に参加し、意見等を求められたときに、的確に応答することができる。 講義に参加し、内容等が理解できる。 講義への参加が十分でなく、かつ内容把握も不十分。
DL_B2-a [総合把握力]
高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。
講義全体の意図を理解し、それに対して自分なりの意見を述べることができる。 講義全体の意図が理解できる。 講義各回の内容が把握できる。 講義の内容把握が不十分。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : プリントを配布するので、テキストは不要。
参考書 : 『源氏物語必携』等の、人物関係・あらすじを把握できるものがあった方が良いが、「必携」ではない。興味があれば、山田利博著『知ったか源氏物語』(新典社新書 2016)を参照してほしい。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 源氏物語の達成について➀
2 源氏物語の達成についてA
3 三部構成説再説及び第一部の内容把握
4 須磨・明石の問題➀
5 須磨・明石の問題A
6 六条院の歪みの問題➀
7 六条院の歪みの問題A
8 第二部の内容把握
9 第三部の概説
10 「人形」浮舟の問題➀
11 「人形」浮舟の問題A
12 源氏物語の終結の問題➀
13 源氏物語の終結の問題A
14 作者及び成立の問題
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
ML_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
ML_B2-a
[総合把握力]
DL_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
DL_B1-a
[自立した研究活動]
DL_B2-a
[総合把握力]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 70%
授業への貢献度 30%
出席 期末試験を受ける要件のみに使う

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 各授業日の終了後が望ましい。

授業以外での学習に当たって : この講義は集中講義であるので、時間毎の予・復習は困難と思われる。したがって、前日あらかじめプリントに目を通してくることと、その日学んだことの復習のみを義務づける。テストはそこから出題される。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)