人文科学府 言語・文学専攻 西洋文学 分野
仏文学 専修
専修科目 (単位数 2)
専攻必修科目
対象学年:
対象学部等:
フランス文学特殊研究 VIII
French Literature Special Studies VIII
講義題目  フランス文学における結婚の形而上学とその脱構築(18世紀を中心に)
九州産業大学国際文化学部 准教授 藤田 尚志
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2019 前期
毎週 火曜5限
伊都 A103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 愛・性・家族について根源的な思索を深めるうえで、このうえない思想的鉱脈を提供してくれる。本講義では、フランス文学全体を視野に置きつつも、特に18世紀の思想的文学であるディドロやルソーを中心として、愛・性・家族をめぐる諸問題の歴史的変遷を辿っていくことにしたい。

(This lecture course focuses on some master pieces of French literature (especially in 18th century) in order to provide an overview of the basic perspectives and concepts of love, sexuality and family in modern European culture.)
キーワード : 愛・性・家族・一夫一婦制
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 最低限のフランス語知識があることが望ましい。
授業計画 テキスト : 授業中に配布する。
参考書 : 野崎歓先生の『フランス文学と愛』(講談社現代新書)
工藤庸子先生の『フランス恋愛小説論』(岩波新書)
基本的な歴史的パースペクティヴが身につきます。
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション(授業の概要説明):「結婚」とは何か、その概念史(結婚の形而上学) 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
2 結婚の形而上学をいかに「脱構築」するか:デリダ『生きることを学ぶ、終に』『弔鐘』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
3 中世フランスの結婚:宮廷恋愛とは何か:ドニ・ド・ルージュモン『愛と西洋』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
4 17世紀の結婚:恋するブルジョワ:モリエール『女房学校』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
5 18世紀の結婚(1):ルソー『エミール』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
6 18世紀の結婚(2):ルソー『新エロイーズ』前半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
7 18世紀の結婚(3):ルソー『新エロイーズ』後半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
8 18世紀の結婚(4):ディドロ『ブーガンヴィル航海記補遺』前半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
9 18世紀の結婚(5):ディドロ『ブーガンヴィル航海記補遺』後半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
10 18世紀の結婚(6):サド『閨房の哲学』前半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
11 18世紀の結婚(7):サド『閨房の哲学』後半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
12 18世紀の結婚(8):ラクロ『危険な関係』前半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
13 18世紀の結婚(9):ラクロ『危険な関係』後半 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
14 18世紀の結婚(10):レチフ『当世女』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。
15 18世紀の結婚(11):レチフ『性に目ざめる頃』 課題として与えられたテクストを翻訳し、関連事項を自分なりに調べてくること。

授業以外での学習に当たって : 事前学習:与えられたテクストの翻訳・読解、時代・社会に関する最低限の知識を身につけておく。事後学習:授業で与えられた説明の理解に努める。
学習相談 : メールでの学習相談を受け付ける。メールアドレスは授業中に伝える。
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
ML_A-b [先行研究の読解]
文学を対象とする領域では、過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつその内実を深く掘り下げて説明できる。
人文学の視座を十分に理解し、高度なレベルで自分なりに展開することができている。 人文学の視座をある程度理解できており、ある程度自分なりに使いこなせている。 人文学の視座を最低限理解できている。 人文学の視座というものが、おぼろげながら理解できている。
ML_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
国語学・国文学、中国文学、英語学・英文学、独文学、仏文学、言語学ないしはこれらの領域を横断する研究のうち一つを対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
本講義のアプローチを完全に理解し、高度なレベルで自分なりに展開することができている。 本講義のアプローチをある程度理解できており、ある程度自分なりに使いこなせている。 本講義のアプローチを最低限理解できている。 本講義のアプローチというものが、おぼろげながら理解できている。
ML_B2-b [理論的思考力]
人文学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。
古典の読解が、フランス語原典も含め、解釈的にも高いレベルで行なえている。 古典の読解が、フランス語原典も含め、解釈的にもある程度のレベルで行なえている。 古典の読解が、日本語ではあるが、解釈的にもある程度のレベルで行なえている。 最低限日本語で文章の意図は理解できている。
ML_B2-e [チーム運営能力]
問題の本質を熟慮し、その解決方法を提示し、実行する能力、またそのためのチームを運営する能力を身につける。
フランス語運用能力がかなり優れている。 フランス語運用能力が優れている。 フランス語運用能力が及第である。 フランス語運用能力に関して一層の努力が必要である。
ML_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
批判的討論の力がかなり優れている。 批判的討論の力が優れている。 批判的討論の力が及第である。 批判的討論の力に関して一層の努力が必要である。
ML_B1-c [成果発表]
文学的あるいは言語的表象について実証的に考察し、かつ理論的な分析をくわえて、その成果を国内外の学会における口頭発表や学術論文によって公表できる。
思考能力がかなり優れている。 思考能力が優れている。 思考能力が及第である。 思考能力に関して一層の努力が必要である。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
ML_A-b
[先行研究の読解]
ML_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
ML_B2-b
[理論的思考力]
ML_B2-e
[チーム運営能力]
ML_C-a
[積極性]
ML_B1-c
[成果発表]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
プレゼンテーション
授業への貢献度
出席

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 :

教職 :
資格 :

更新日 : 2019/4/3 (23:21)