文学部 人文学科 哲学コース
インド哲学史 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
アジア宗教思想講義 I
Religions in South Asia and Tibet (Lecture I)
講義題目  インド仏教入門
教授 岡野 潔
科目ナンバリングコード: LET-HUM2221J
講義コード:
2023 前期
毎週 火曜2限
伊都イーストゾーン B103(30) 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2023/4/10 (10:10) 〔 〕
授業の概要  インド初期仏教について説明する。ゴータマ・ブッダによっていかに仏教教団が形成されたかを学ぶ。
 成道後のブッダの最初の伝道活動を伝える『マハーヴァッガ』などの資料を読んで説明する。
 学期の後半では、釈尊の死後の教団の歴史、とくに初期仏教においてアショーカ王が果たした大きな役割を考察する。
 次にインド仏教の世界観・宇宙観の発展と信仰の変化を学びたい。具体的には(1)インド初期仏教聖典『アッガンニャ経』の初期仏教の独自の人類史観、(2)インド小乗仏教のコスモロジーの発展、(3)インドの弥勒信仰、(4)超越的な仏陀観の登場などを説明する。

(This course is designed to introduce students to the big picture of Indian Buddhism. Critical reading of materials is intended to guide students towards a systematic understanding of Buddhism’s multidimensional character, as well as a broad perspective on the different strategies of understanding Indian religions. )
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 本科目は宗教文化士( http://www.cerc.jp/ )の受験資格認定科目です
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 授業に参加する時は、パソコンでまずMoodleにログインしてください。配付資料があります。
https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=50713
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を十分に理解し自分の言葉で説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性を理解し、説明できる。 史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性をかなり理解しているが、うまく説明できない。 史資料・文献・作品の分析と解釈などに基づいて、世界における文化・歴史・社会の多様性と共通性をあまり理解していない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を十分に獲得し、人に説明できる。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得している。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得するために努力している。 専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得するに至っておらず、努力が足りない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説を主とした授業形態。Teamsによるオンライン授業。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 毎回の授業資料はMoodleを通してPDFで配布する。
参考書 : 授業資料の中で紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 仏教とはいかなる宗教か
2 ブッダが登場した時代の歴史的・文化的背景
3 出家教団とは何か、出家者の生活規範
4 成道前の釈尊に関する伝記的記事
5 釈尊の修行の目的と教理
6 いかに1250人の出家教団は成立したか1
7 いかに1250人の出家教団は成立したか2
8 いかに1250人の出家教団は成立したか3
9 アショーカ王とその活動
10 アショーカ王による仏教の伝道活動の活発化、スリランカへの伝道
11 アッガンニャ経による人類社会の創成神話1
12 アッガンニャ経による人類社会の創成神話2
13 インド小乗(部派仏教)の時代観、転輪聖王師子吼経、中間劫の思想
14 弥勒出現の時への信仰
15 極楽浄土の世界観

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 欠席の多さも、成績評価において考慮する
学習相談 学習相談 : 授業後など。

授業以外での学習に当たって : 授業前日までに授業資料のPDFをダウンロードして、20分ほどかけて資料全体によく目を通しておいてください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)