文学部 人文学科 歴史学コース
日本史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年: 2年生、3年生
対象学部等:
日本史学講義 IB
Japanese History (Lecture I)B
講義題目  古代日本の史書研究
活水女子大学国際文化学部 教授 細井 浩志
科目ナンバリングコード: LET-HUM2311J
講義コード:
2023 冬クォータ
毎週 金曜3限
伊都イーストゾーン E112(100) 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2023/3/31 (16:55)
授業の概要 律令国家が編纂した六国史は、日本古代史を知るための基礎中の基礎史料である。よって六国史を理解することは、古代史研究において重要であることは言うまでもない。さらに六国史は中世以降も尊重され、知識人の歴史意識に多大な影響を及ぼしてきた。そこでこの講義では、『日本書紀』の次の国史であり、奈良時代史を理解するには必須の史料である『続日本紀』について、特に編纂過程に注目してその史料的性格を理解する。

(This class give a lecture on ancient Japanese National History books especially about "Shokunihongi".)
キーワード : 六国史 続日本紀
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 基本的な漢文体史料読解ができ、基本的な日本史の専門用語を知っていること
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
歴史(歴史記述)がどのように形成されるのかを、題材を越えて普遍的に理解している。 歴史(歴史記述)がどのように形成されるのかを、題材に即して十分理解している。 歴史(歴史記述)がどのように形成されるのかを、題材に即しておおよそ理解している。 歴史(歴史記述)がどのように形成されるのかを、題材に即して理解していない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
史書研究の方法を理解して、応用することができる。 史書研究の方法を十分理解している。 史書研究の方法をおおよそ理解している。 史書研究の方法を理解していない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
テーマとなった史書の性格を理解して、発展的に考察することができる。 テーマとなった史書の性格を十分理解している。 テーマとなった史書の性格をおおよそ理解している。 テーマとなった史書の性格を理解していない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 配布資料、スライド資料(電子媒体)
参考書 : 細井浩志『古代の天文異変と史書』(吉川弘文館、2007年)、その他は授業中に適宜紹介します。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 はじめに―『続日本紀』の内容
2 『続日本紀』の編纂過程について
3 『続日本紀』の自然記事
4 八世紀の記録保存と『続日本紀』
5 『続日本紀』の暦日
6 国史編纂体制の問題
7 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-1
[文献分析力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 80%
授業への貢献度 10%
出席 10%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 対面の場合は授業後、別の時間にオンラインで相談の場合はhosoi@kwassui.ac.jpにメールを送ること。必要であればTeams等を用いて面談する。

授業以外での学習に当たって : 毎回60分程度の復習、参考書などを使った60分程度の予習。講師・参考書の論を越えて発展的に考察をする時間を取ることが望ましい。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)