文学部 人文学科 歴史学コース
朝鮮史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
朝鮮史学講義 III
Korean History (Lecture III)
講義題目  モンゴル帝国の覇権と高麗➁
教授 森平 雅彦
科目ナンバリングコード: LET-HUM3361J
講義コード:
2023 後期
毎週 金曜2限
伊都イーストゾーン B101 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2023/12/22 (07:11)
授業の概要 918年から1392年まで朝鮮半島を支配した高麗王朝は、13世紀から14世紀にかけてユーラシア規模で展開されたモンゴル帝国の拡大と支配という巨大な時代の渦に巻き込まれます。
この未曾有の事態に、高麗の人々は集団として、あるいは個人として、いかに対処し、生きていったでしょうか。
本年度の朝鮮史学講義UおよびVでは、上記のテーマを史料に即して詳しくたどっていきます。前期のU(UA、UB)では、高麗とモンゴル帝国の間にどのような国家間関係が成立したのか、その制度的な構造をみていきます。後期のV(VA、VB)では、その制度構造下における高麗の社会状況(主に支配階層)をみていきます。UとVはどちらか一方を受講するだけでも区切りがつくように設計しますが、両方を通して受講すると、より理解が深まるでしょう。

(This course provides an in-depth examination of the history of the Koryǒ Korea under the Mongolian rule.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 原則として対面授業。
対面参加が難しい事情がある、あるいは途中で問題が生じた人は申し出てください。
コロナの状況に変化があった場合にはリアルタイム・オンライン授業を併用します。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=53025
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原できる。
異民族の影響下における朝鮮の歴史を多様な視点で捉えることの重要性を深く理解している。 異民族の影響下における朝鮮の歴史を多様な視点で捉えることの重要性をよく理解している。 異民族の影響下における朝鮮の歴史を多様な視点で捉えることの重要性を理解している。 異民族の影響下における朝鮮の歴史を多様な視点で捉えることの重要性をあまり理解していない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
史料に基づく史実の復元方法について深く理解している。 史料に基づく史実の復元方法についてよく理解している。 史料に基づく史実の復元方法について理解している。 史料に基づく史実の復元方法についてあまり理解していない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 基本的に電子ファイル資料をMoodleを通じて配付します。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 高麗前・中期史の概説
3 高麗・モンゴルの国家関係の構造
4 王権の動揺:王位継承紛争、変わる君臣関係、側近政治
5 モンゴル帝国に生きる高麗人
6 旅する高麗人/高麗への旅人
7 モンゴルの収奪とは:日本遠征と高麗社会
8 朱子学の伝来

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 60点。期末レポートです。
小テスト 40点。毎回moodleでその日の授業に対するコメントを提出してもらいます。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 毎回のコメント提出は1回欠けるごとにマイナス4点とします(初回を除きます)。提出されたコメントも内容を伴っていることが評価条件です。
期末レポートの課題は最終授業回に発表します。
学習相談 学習相談 : 授業後。あるいはメール(morihira*lit.kyushu-u.ac.jp。*は@に直してください)で連絡してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)