文学部 人文学科 歴史学コース
朝鮮史学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
朝鮮史学講義 VIIIB
Korean History (Lecture VIII)B
講義題目  朝鮮独立運動の歴史
准教授 小野 容照
科目ナンバリングコード: LET-HUM3364J
講義コード:
2023 冬クォータ
毎週 火曜4限
伊都イーストゾーン 教室
M/J科目 (日本語, 韓国語)
更新情報 : 2023/9/19 (14:13)
授業の概要 1910年から1945年まで日本の統治下にあった朝鮮では、様々な形で独立運動が展開された。現在、韓国政府は独立運動の功労者の発掘や顕彰を行っており、とくに近年は1919年の3・1独立運動の100周年記念事業が華々しく展開されるなど、植民地時代の独立運動に関する記憶は、韓国の民族アイデンティティを示すものとして重要視されている。しかしその一方で、朝鮮独立運動と国際社会との関係については、充分に明らかになっていない。また近年、韓国では独立運動を重視しない歴史観も登場している。この講義では、朝鮮独立運動と同時代の国際社会との関係について考察する。とりわけ、人類史上初の総力戦として世界規模で影響を及ぼした第一次世界大戦に着目しながら、大戦を契機として朝鮮独立運動が他国・他地域・他民族の運動とつながっていく過程について考え、グローバルな視野で朝鮮独立運動史を捉え直していきたい。

【この授業の進め方】
この授業はオンライン、毎週火曜日に授業の動画をアップするオンデマンド型です。
授業の動画のURLや配布資料などは、すべてmoodleで記します。
moodleでこの授業のコース「2023年度後期秋学期冬学期・火4・朝鮮史学講義[,朝鮮史学講義[A,朝鮮史学講義[B(小野 容照)」をコース登録してください。このコースのURLは、シラバスに記してあります。

(This course provides an in-depth examination of specific aspects of Modern Korean History, especially Korean nationalist movement.)
キーワード : 朝鮮史 近代史 植民地 民族運動
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=52670
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原できる。
朝鮮半島や植民地の視点から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から十分に理解し説明できる。 朝鮮半島や植民地の視点から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。 朝鮮半島や植民地の視点から、現代世界における様々な人文現象や社会問題をある程度理解し説明できる。 朝鮮半島や植民地の視点から、現代世界における様々な人文現象や社会問題を、不十分ながら理解し説明できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし。
参考書 : 授業中に紹介する。
授業資料 : 授業中に紹介する。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション 興味を持った事柄について、調べてみたりする
2 現代韓国の政治と独立運動をめぐる歴史認識 興味を持った事柄について、調べてみたりする
3 韓国併合以前の抗日運動―三つの独立運動論の起源 興味を持った事柄について、調べてみたりする
4 韓国併合と独立運動の開始 興味を持った事柄について、調べてみたりする
5 第一次世界大戦と朝鮮独立運動(1)―勃発の影響 興味を持った事柄について、調べてみたりする
6 第一次世界大戦と朝鮮独立運動(2)―アメリカ参戦とロシア革命 興味を持った事柄について、調べてみたりする
7 パリ講和会議と三・一独立運動 興味を持った事柄について、調べてみたりする
8 大韓民国臨時政府 興味を持った事柄について、調べてみたりする
9 まとめ レポートに備える

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 70
出席 30

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : ほぼ毎回、moodle上で課題に回答してもらったり、質問を書いてもらったりして、出席点とします。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 興味を持った事柄について、調べてみたりする

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)