文学部 人文学科 歴史学コース
考古学 専門分野
専門分野科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
考古学講義 VIA
Archaeology (Lecture VI)A
講義題目  6・7世紀の東アジアと列島社会
准教授 辻田 淳一郎
科目ナンバリングコード: LET-HUM2422J
講義コード:
2023 秋クォータ
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン A117(141) 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2023/4/3 (10:05)
授業の概要 日本考古学において,古墳時代研究は,後の律令国家の形成を考える上で重要な位置を占める研究領域です。本講義では,6世紀後半〜7世紀前半のいわゆる「欽明朝」「推古朝」の時期を中心として,国際情勢の変動と,その後の列島内外の政治的動向の変遷について,考古学的な観点から検討を行います。その上で,東アジア史上においてこの時代が持つ意義について考えます。

(This course examines the process of ancient state formation in Japanese archipelago focusing on the Late Kofun Period during the late 6th to early 7th centuries AD, based on archaeological and historical studies.)
キーワード : 考古学,古墳時代,東アジア,古墳時代後期・終末期,「欽明朝」,「推古朝」
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 特になし
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(地理歴史)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
考古学の深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することを非常によく身に付けている。 考古学の深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することをよく身に付けている。 考古学の深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することを身に付けている。 考古学の深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することを身に付けていない。
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
考古学的な知識を人文学の広範な知識の中で理解する能力を非常によく身に付けている。 考古学的な知識を人文学の広範な知識の中で理解する能力をよく身に付けている。 考古学的な知識を人文学の広範な知識の中で理解する能力を身に付けている。 考古学的な知識を人文学の広範な知識の中で理解する能力を身に付けることができていない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
考古学的な知識を総合的かつ有機的に把握する能力を非常によく身に付けている。 考古学的な知識を総合的かつ有機的に把握する能力をよく身に付けている。 考古学的な知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付けている。 考古学的な知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付けることができていない。
U_B-3b [歴史学コース固有の課題]
先行研究を批判的に読む中で自らの問題関心を鋭敏にし、史・資料を解読し史跡を調査することにより、自らの視角から、ある特定の地域と時代の社会像を復原できる。
考古資料の調査に関する方法論にもとづき,ある地域・時代の社会像を復元することとその意義について非常によく理解できている。 考古資料の調査に関する方法論にもとづき,ある地域・時代の社会像を復元することとその意義についてよく理解できている。 考古資料の調査に関する方法論にもとづき,ある地域・時代の社会像を復元することとその意義について理解できている。 考古資料の調査に関する方法論にもとづき,ある地域・時代の社会像を復元することとその意義について理解できていない。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
考古学の専門的研究手法を非常によく理解している。 考古学の専門的研究手法をよく理解している。 考古学の専門的研究手法を理解している。 考古学の専門的研究手法が理解できていない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
それぞれの専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法、研究手法を獲得し、知識を有機的に総合し、論文を作成することができる。
考古学的な知識を深化し,統合することおよびその意義が非常によく理解できている。 考古学的な知識を深化し,統合することおよびその意義がよく理解できている。 考古学的な知識を深化し,統合することおよびその意義が理解できている。 考古学的な知識を深化し,統合することおよびその意義が理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による対面形式の講義であり,Moodleの課題提出等を通じて学生からの意見・質問・コメントに応えながら,理解を深めることを目指します。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし
参考書 : 授業中に提示します。
授業資料 : 授業中に配布します。

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 6世紀前半に起こった「磐井の乱」後の「欽明朝」の時期から,7世紀初頭前後の「推古朝」までの時期を中心に,列島の古墳時代後期・終末期の社会と東アジアの交流史という観点から考古学的に検討します。

成績評価
観点→
成績評価方法
U_A-1
[主体的な学び]
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_B-3b
[歴史学コース固有の課題]
U_C-1-2
[研究手法]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 60%
出席 40%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 詳細は授業時に説明します。
学習相談 学習相談 : 適宜受け付けます(E-mail: tsujita@lit.kyushu-u.ac.jp)。

授業以外での学習に当たって : 考古学の専門用語や基礎知識に関して,広く関連する文献を読んで理解を深めてほしい。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)