文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
国語学演習 II
Japanese Linguistics (Seminar II)
講義題目  中世語研究(2)
教授 青木 博史
科目ナンバリングコード: LET-HUM2516J
講義コード:
2023 後期
毎週 木曜3限
伊都イーストゾーン 国文演 教室
M/J科目 (日本語, 古典日本語)
更新情報 : 2023/4/5 (12:18)
授業の概要  『天草版平家物語』は,室町末期にキリスト教の宣教師が「平家物語」を当時の口語に訳したものです。この資料を,言語学的観点に基づき読んでいきます。原拠本との比較,同時代の言語資料(キリシタン,抄物,狂言資料など)との比較,通史的観点からの位置づけ,といった課題を念頭に考察を行います。
 発表は,1人約2分の1頁ずつ担当することによって行います。担当箇所について,@翻字,A注釈,B研究,の3つを課します。受講者全員による活発な意見交換が望まれます。

(In this seminar, students will read over "Amakusaban-Heikemonogatari".)
キーワード : 中世語,キリシタン資料
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 : 日本語史に関する基本的な知識
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
日本語史分野の基本文献を精確に解釈、分析することができる。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示することができる。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の基本文献を正確に解釈、分析することができる。
日本語史分野の基本的な内容と、学問固有の思考方法を、正しく理解することができる。
U_A-1 [主体的な学び]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
研究に必要なデータを収集し、それを系統立てて論理的に説明することができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 事前に十分に調査・考察し,自身の意見や考えをまとめ,複数の学生の前で発表,質疑応答をする演習形式の授業です。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : PDFファイル『天草版平家物語』(大英図書館蔵)
参考書 : 江口正弘『天草版平家物語対照本文及び総索引』明治書院,ほか
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
『天草版平家物語』の概要,演習の方法など
2 『天草版平家物語』研究 演習
3 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-2
[研究手法]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_A-1
[主体的な学び]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
授業への貢献度
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時相談に応じます。前もって電子メールで連絡を取ってください。

授業以外での学習に当たって : 発表には1ヶ月以上の準備期間を必要とします。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)