文学部 人文学科 文学コース
国語学・国文学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生以上
対象学部等:
国文学講義 IV
Japanese Literature (Lecture IV)
講義題目  近世小説とその周辺
教授 川平 敏文
科目ナンバリングコード: LET-HUM3521J
講義コード:
2023 後期
毎週 火曜2限
伊都イーストゾーン A118 教室
M/J科目 (日本語, 古典日本語)
更新情報 : 2023/11/1 (21:41)
授業の概要 近世(江戸時代)の文学を大きく分類するとすれば、韻文・散文・芸能に分けることができるであろう。本講義は、このうち散文、とくに17―18世紀の小説の歴史について考えるものである。
小説史を中心として、近世の思想や文学の推移について、大まかな見取り図を描くとともに、作品読解を通して、この時代特有の考え方や表現技法などについて解説する。

(This lecture is a lecture on the history of Edo literature, especially the novels of the Edo period.)
キーワード : 近世小説
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 ・授業開始後の退室、および開始20分後の入室は、原則として禁止する。
・状況に応じてオンラインに切り替える可能性もある。
・自己都合による欠席(病気、ケガ、就職活動、部・サークル活動、集中講義など)は、出席点として考慮しない。
・ただし、バス・電車の遅延、巻き込まれ事故、忌引きなどの場合は、証明できるものを提出することで考慮する場合がある。
・その他、やむを得ぬ事情がある場合には、事前に相談することで、オンラインでの受講を認めることがある。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(国語)
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-1 [人文学の広範な知識と理解]
人文学全般の多様な専門分野の基礎知識を身につけ、人文学固有の思考や方法を説明できる。
基本的な固有名詞を正確に暗記し、専門用語の概念を的確に把握している。 基本的な固有名詞をおおむね正確に暗記し、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記しているが、専門用語の概念をおおむね的確に把握している。 基本的な固有名詞を曖昧に暗記し、専門用語の概念をあまり的確に把握できていない。
U_B-3c [文学コース固有の課題]
「言葉」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、それを説明できる。
文学史の展開や、先行研究の問題点について、極めて的確・詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、やや詳細に説明できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、略述できる。 文学史の展開や、先行研究の問題点について、あまり的確に把握できていない。
U_C-1-1 [文献分析力]
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示する能力を身に付ける。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : moodle上で資料を配布する。
参考書 : 随時、授業中に紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 仮名草子
・浅井了意、山岡元隣、儒仏論争、出版文化の問題、など
3 浮世草子
・井原西鶴、八文字屋本、都の錦、西鶴研究の動向、など
4 談義本
・佚斎樗山、増穂残口、静願房好阿、「奇談」論、など
5 前期読本
・都賀庭鐘、白話小説、勧化本、など

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-1
[人文学の広範な知識と理解]
U_B-3c
[文学コース固有の課題]
U_C-1-1
[文献分析力]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト 80%
出席 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 毎回講義終了後に、moodleにて300字以上のコメントを提出してもらう。そこに有意義な質問あるいは意見が書かれているかを考慮して成績とする。
期末試験(レポート)はないので、毎回の積み重ねが重要となる。
学習相談 学習相談 : 随時(メールあるいは直接に日時を予約)

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)