文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
環境行動学演習(社会・集団・家族心理学)

講義題目  環境行動学演習(社会・集団・家族心理学)
准教授 杉山 高志
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 後期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/25 (13:18)
授業の概要 本科目は、コミュニテイ論に基づく「環境行動学」に関する講義である。「環境行動学」の理論や実践、様々な現場(例えば、住民自治、防災復興まちづくり、他)の実践例を交えて解説する。受講生が「環境行動学」を用いて現代社会の諸問題を分析する視座を身につけることを目指す。本科目の中ではフィールドワークを実施し、「環境行動学」に関する理解を実践的に深める。

( This course is a lecture on "Environmental Behavioral Studies" based on community theory. The lecture will explain the theory and practice of "Environmental Behavioral Studies" with practical examples from various fields (e.g., community organizing, disaster prevention and reconstruction, etc.). The aim is for students to acquire a perspective to analyze various issues in contemporary society using "Environmental Behavioral Studies. Fieldwork will be conducted in this course to deepen students' understanding of "Environmental Behavioral Studies". )
キーワード : 環境行動、コミュニテイ、地域教育、アクションリサーチ、防災
履修条件 : ・履修条件を特に設けていないが、2023年度前期「コミュニテイ論講義U(産業・組織心理学)」と関連している。 ・複数回開催するフィールドワーク(現地調査)に参加できること。 ・「学生教育研究災害傷害保険」および「学生教育研究賠償責任保険」に加入すること。  ※参考: https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/education/life/insurance  ※詳細は授業で説明する。 ・フィールドワークにおける安全上の注意・事前学習を講義の中で行う。必ず受講すること。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3d [人間科学コース固有の課題]
「人間」・「社会」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 教科書@:杉万俊夫 (2000) よみがえるコミュニティ (フィールドワーク人間科学), ミネルヴァ書房.
教科書A:ケイト・マーフィ (2021) LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる, 日経BP.
参考書 : 矢守克也 (2010) アクションリサーチ―実践する人間科学, 新曜社.
佐藤郁哉 (2006) フィールドワーク増訂版, 新曜社.
杉万俊夫 (2013) グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学, 世界思想社.
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション 授業概要の解説や履修条件の確認、コミュニテイ論の概説を行う 事前学修:シラバスの確認
事後学修:教科書@のまえがきを精読、授業概要の確認と授業内容の復習
2 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論 (1) 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論、特に人間科学の研究手法について解説する 事前学修:教科書@の第1章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
3 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論 (2) 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論、特に住民自治の社会システムについて解説する 事前学修:教科書@の第2章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
4 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論 (3) 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論、特に住民による地域医療について解説する 事前学修:教科書@の第3章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
5 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論 (4) 環境行動学に関連するコミュニテイ論の理論、特に防災・復興のまちづくりについて解説する 事前学修:教科書@の第4章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
6 環境行動学に関連する方法論 (1) 環境行動学に関連する方法論、特にインタビュー手法について解説する 事前学修:教科書AのChapter1〜Chapter7を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
7 環境行動学に関連する方法論 (2) 環境行動学に関連する方法論、特にアクションリサーチについて解説する 事前学修:教科書AのChapter8〜Chapter14を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
8 環境行動学に関連する方法論 (3) 環境行動学に関連する方法論、特にフィールドワークについて解説する 事前学修:教科書AのChapter15〜Chapter18を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
9 環境行動観察の実習の準備 (1) 第1回〜第8回の授業を復習しつつ、実習課題について解説する 事前学修:教科書@と教科書Aの復習
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
10 環境行動観察の実習の準備 (2) 実習課題に臨む上での準備をグループにわかれて行う 事前学修:実習課題の確認
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
11 環境行動観察の実習 (1) 環境行動の具体例を探索するフィールドワークを中心にして、授業で理解したことを現場で確かめる。 事前学修:実習計画の確認
事後学修:実習の記録
12 環境行動観察の実習 (2) 環境行動の具体例を探索するフィールドワークを中心にして、授業で理解したことを現場で確かめる。 事前学修:実習記録の確認
事後学修:実習記録の追記
13 環境行動観察の実習 (3) 環境行動の具体例を探索するフィールドワークを中心にして、授業で理解したことを現場で確かめる。 事前学修:実習記録の確認
事後学修:実習記録の追記
14 環境行動観察の実習 (4) 環境行動の具体例を探索するフィールドワークを中心にして、授業で理解したことを現場で確かめ、成果をまとめる。 事前学修:実習記録の確認
事後学修:実習記録のとりまとめ
15 環境行動観察の成果報告 フィールドワークで学んだことをグループごとに発表する。 事前学修:実習記録の復習・発表の準備
事後学修:授業内容の復習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3d
[人間科学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 全講義の3分の1以上欠席した場合は単位を取得できない。
授業態度が著しく劣っている場合は減点する。
野外活動・学外活動の実施を計画している。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)