文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
発達相談学講義 IV (障害者・障害児心理学)
Developmental Psychotherapy IV
講義題目  障害特性とその支援 〜障害概念・障害特性,法制度と歴史,支援方法の観点から〜
教授 遠矢 浩一
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 後期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/21 (14:08)
授業の概要 障害に関する概念の歴史的変遷と特別支援教育制度を知るとともに,知的能力障害,それに関わる染色体異常および遺伝性疾患,自閉スペクトラム症,脳性麻痺を主とする運動障害,高次脳機能障害としての失語症,発達障害における支援法,家族支援,とくにきょうだい支援について学ぶ。

(Learning the history of conception of Disability, Special Education System in Japan, and also the features of Developmental disabilities including Intellectual disabilities, Autistic Spectrum Disorder,.Cerebral Palsy, Aphasia, etc. )
キーワード : Disability, Special Education, Intelectual Disablity, ASD、Cerebral Palsy, Aphasia
履修条件 : 国家資格 公認心理師受験資格取得のための必須科目の1つであることに留意の上,出席すること。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 初回授業にてオリエンテーションを行う。
詳細は,Moodleを確認すること。

本領域について初めて学ぶ学部2年生を主たる受講対象として授業を進行する。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
障害についての種々の理解の在り方と観点について知り,特別支援教育制度の詳細を知ることを通して,将来的な障害者支援のための知識と技術を習得する。
概念,歴史,障害特性,支援方法,支援の観点を十分に理解している。 概念,歴史,障害特性,支援方法,支援の観点を理解している。 概念,歴史,障害特性,支援方法,支援の観点を理解する必要がある。 概念,歴史,障害特性,支援方法,支援の観点を十分に理解する必要がある。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : なし 資料を配付する。
参考書 : 随時紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション 授業内容説明 Moodleを確認。
2 障害概念について 我が国と諸外国の障害概念について理解する。 障害とはなにかを考える
3 国際的な障害分類 1 ICIDHからICFへ 1 ICIDHの考え方を理解する
4 国際的な障害分類 1 ICIDHからICFへ 2 ICFの考え方を理解する
5 特別支援教育制度 1 戦後の特殊教育 終戦直後の特殊教育概念の問題点について考える。
6 特別支援教育制度 2 特殊教育の変革 特に法制度の倫理的観点の問題点に気づく
7 特別支援教育制度 3 特殊教育から特別支援教育へ
インクルーシブ教育とは
インクルージョンとはなにかを概観する
8 知的能力障害について 知的能力障害について知る 知的能力障害の診断基準を概観する
9 染色体異常について ヒトの染色体と異常,遺伝について知る 染色体の構造と異常を概観する
10 自閉スペクトラム症 1 自閉スペクトラム症の診断基準と特徴 自閉スペクトラムについて概観する
11 自閉スペクトラム症 2 自閉スペクトラム症概念の歴史的展開 ASD概念の歴史的変化を確認する
12 高次脳機能障害 (失語症について) 高次脳機能障害(特に,失語症について) 高次脳機能障害について知る。
13 脳性麻痺について 脳性麻痺の特徴について学ぶ 脳性麻痺の定義,特徴,原因,症状を概観する
14 発達障害支援法 行動支援の方法について学ぶ 行動学的な支援技法を概観する
15 障害児者家族支援 障がいをもつこどもの「きょうだい」支援について 家族に必要な支援とはなにかを考える

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 定期試験を実施する。 定期試験内容は後日,Moodleにて明示する。
小テスト 不定期に、小課題を課す。小課題が提出されない場合にはMoodleにて出席となっている場合にも欠席取り扱いとする。
出席 全学基本メールによりMoodleにアクセスし,自動出欠登録が行われる。Moodle記載内容を十分に確認の上,出席すること。Moodleで欠席の場合,欠席取り扱いとなるので留意すること。必ず,授業当日,12:50〜14:30の間にMoodleに,全学基本メールアドレスにてアクセスすること。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールにて事前連絡すること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)