文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
生涯発達学講義 I (教育・学校心理学)
Lifespan Development I
講義題目  生涯発達学講義T(教育・学校心理学)
准教授 古賀 聡
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 木曜5限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/4/3 (12:22)
授業の概要 「教育の制度や法律」「教育・学校分野での活動の倫理」「学校における問題(不登校・いじめ・非行・暴力行為)の理解と対応」などの教育現場において生じる問題及びその背景を理解する。
認知・言語・感情・社会行動の発達、学習や認知のメカニズムや学習意欲、教授方法や個人差と適正処遇交互作用といった教育・学校心理学の基礎を学ぶ。
学習達成度、学力・知能、対人関係、教育環境など教育分野における心理学的アセスメントについて学ぶ。
さらに、スクールカウンセリングや教育現場における連携、心の健康教育、特別支援教育、学習支援など教育現場における心理社会的課題及び必要な支援について学ぶ。
講義を中心に行うが、理解を深めるためのワークなどを取り入れながら授業を進める。

(Students will learn about human development and learning based on Educational Psychology and School Psychology.
These contain the disciplines of physical, cognitive, emotional, social, and clinical fields. )
キーワード : 教育の制度・法律、教育・学校分野での活動の倫理、学校における問題の理解と対応、発達と教育、学習と教育、教授方法、教育分野における心理学的アセスメント、教育おける心理学的援助、特別支援教育
履修条件 : 臨床心理学に関する基礎知識を有すること。 教育領域における心理学・臨床心理学の活用や実践に関心があること。 臨床心理学や心理学の基礎知識
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 「対面授業形式」で実施します。事例検討における受講生同士の積極的なディスカッションにも期待しています。
テキストの事例を用いて、いじめや不登校、教師のストレスなど学校現場のリアルな問題について理解し、心理支援の可能性について論じます。
公認心理師科目「教育・学校心理学」の内容となりますが、公認心理師、臨床心理士をめざす学生だけでなく、学校教育についての関心のある学生には学校現場の様々な問題を考察する機会となると思われます。

配布資料等の準備のため、履修希望者はMoodle「2023年度前期・木5・生涯発達学講義T(教育・学校心理学)(古賀 聡)」にはやめに登録してください。

教科書を用意してください。

公認心理師 分野別テキスト 3 教育分野 理論と支援の展開
増田健太郎編著  創元社

※九州大学生活協同組合中央図書館店に40部発注しています。授業1回目から使用しますので受講者は準備してください。【納品されています 3月23日時点】
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
教育現場において生じる問題及びその背景について学ぶ
教育現場における心理社会的課題及び必要な支援について学ぶ
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 公認心理師 分野別テキスト 3 教育分野 理論と支援の展開
増田健太郎編著  創元社
※九州大学生活協同組合中央図書館店に40部発注しています。授業1回目から使用する可能性がありますので、受講者は購入してください。【納品されています 3月23日時点】


※教科書を中心に講義を行います。レポート作成や試験勉強に必要となる教科書です。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 教育・学校心理学における心理支援の概要 テスト形式で基礎知識の確認を行う 教科書4〜20頁の事前学習
2 事例検討@ 不登校 不登校事例についての事例検討を行う 教科書68〜71頁の事例読解
3 事例検討A 発達障害 発達障害事例についての事例検討を行う 教科書72〜75頁の事例読解
4 事例検討B 学級崩壊 学級崩壊事例についての事例検討を行う 教科書76〜79頁の事例読解
5 事例検討C 体罰 体罰事例についての事例検討を行う 教科書80〜83頁
6 事例検討D いじめ いじめ事例についてスクールカウンセラーの職務から事例検討を行う 教科書84〜87頁
7 事例検討E いじめ いじめ事例についてスクールカーストなど集団力動などの観点から事例検討を行う 教科書88〜91頁
8 事例検討F 教師のストレス 教師のストレスについてリアリティショックの観点から事例検討を行う 教科書92〜95頁
9 事例検討G 教師のストレス 教師のストレスについてキャリア中期の危機の観点から事例検討を行う 教科書96〜99頁
10 事例検討H 保護者への関り 保護者と教師の関係性について事例検討を行う 教科書100〜103頁
11 事例検討I 学生相談事例 学生相談における心理療法事例を用いて青年期における不安・危機について検討する 配布資料を事前に読解する
12 事例検討J 医療との連携事例 スクールカウンセリングにおける医療との連携事例について検討する 配布資料を事前に読解する
13 事例検討K 幼稚園・保育園における心理支援 幼稚園・保育園における発達アセスメントを中心とした心理支援について検討する 配布資料を事前に読解する
14 事例検討L 幼稚園・保育園における臨床心理学的支援 幼稚園・保育園における心理支援について検討する 配布資料を事前に読解する
15 教育・学校心理学における心理アセスメント 教育分野で活用できる心理検査・発達検査について学ぶ 配布資料を事前に読解する

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 期末レポートを提出する。
小テスト 授業終了後に小レポートを提出する。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 評価方法・観点 A:知識・理解 B:専門的技能 C:汎用的技能 D:態度・志向性 備考(欠格条件・割合)
学期末試験
小テスト ◎ ◎
レポート ◎ ◎ ◎ ◎
中間テスト(小テスト)とレポートを総合的に評価する。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)