文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
臨床思春期・青年期心理学演習(心理演習)

講義題目  臨床思春期・青年期心理学演習
准教授(教育学部) 古賀 聡
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 木曜1限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/4/10 (11:44)
授業の概要 心理支援の実践において必要とされる,心理検査や心理面接,地域援助について学ぶ。特に思春期・青年期の自閉スペクトラム症,注意欠如・多動症,限局性学習症等の発達障害に焦点を当て,心理支援に必要とされる基本的な知識と技能を修得する。

本授業は、総合臨床心理センターに来談しているクライエントに関わる臨床経験を含むため、「教育学部4年生のみ」受講を認めます。さらに、臨床3年生までに臨床心理学、発達支援、障害児支援に関する授業を履修している学生のみ受講を認めます。


発達支援における多職種連携及び地域連携の理解
ロールプレイによる思春期・青年期における親子コミュニケーションへの理解と支援
発達支援を必要とする者の現実生活を視野に入れたチームアプローチ
発達支援における公認心理師の職業倫理及び法的義務への理解
ロールプレイを用いた心理検査演習:知能検査
ロールプレイを用いた心理検査演習:発達障害に関する尺度
事例のアセスメント結果から支援ニーズの把握と支援計画作成
ロールプレイを用いた保護者および対象者へのフィードバックの演習
心理面接:思春期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り@
心理面接:思春期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返りA
心理面接:青年期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返り@
心理面接:青年期の発達障害への集団心理療法の観察と振り返りA
発達支援を要する者のコミュニケーションの理解と支援ニーズの把握および支援計画の作成
地域支援:学校・地域・家庭等での生活上の特徴についての事例検討
まとめとグループディスカッション

( Attending on the group therapy for children with developmental disabilities coming to the Center for clinical psychology and Human Development in Kyushu-University )
キーワード : 発達支援、集団心理療法、コミュニケーション
履修条件 : 臨床的ニーズを抱えている子どもと家族に関わる臨床実習のため以下の履修条件を満たしていること。 @「教育学部4年生」で、指導教員の推薦を受けていること A令和2年度後期(3年時)に指導教員の推薦を得て「もくもくグループ」にボランティアとして参加していること B教育学部の2年生、3年生までに臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等の関連する授業を既に履修していること C特別な配慮を必要とする子どもたちを対象とした集団療法に参加するため、受講を希望するものは必ず授業開始の前に指導教員に相談し授業担当教員(古賀)にメール連絡すること(指導教員の推薦を受けること)4月7日(水)までに連絡すること。 ・臨床心理学、障害児臨床学、生涯発達心理学等に関する基礎知識を有していること ・特別な配慮を必要とする子どもとその保護者に適切な対応を行うための社会性、常識性、共感性 ・遊戯療法、心理劇、動作法などの臨床心理学技法についての基礎的知識と経験を有していること 総合臨床心理センターに来談するクライエントに関わる臨床実習ですから、成績評価に関わらず毎回の出席は必須です。 記録の作成、援助計画の作成などかなりの授業時間外の学習が必要となります。 責任感をもって取り組むことが授業履修の条件となります。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 公認心理師
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 軽度発達障害児のためのグループセラピー(針塚進監修・遠矢浩一編著、ナカニシヤ出版社)
※必ず購入し精読すること
参考書 : 適宜紹介します
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション@ 発達支援のニーズがある児童・青年への心理支援・発達支援のあり方を理解する Moodle資料とテキストの読解
2 オリエンテーションA 発達支援のニーズがある児童・青年へのグループアプローチの理論と方法論について学ぶ Moodle資料とテキストの読解
3 オリエンテーションB 発達支援のニーズがある子どもの家族・保護者の心理と支援について学ぶ Moodle資料とテキストの読解
4 事例検討@「事例理解」 発達支援ニーズがある児童・青年の発達歴・生活歴・相談歴による事例検討と事例理解を深めるためのディスカッションを行う 事例記録(カルテ)の読解
5 事例検討A「支援方法の立案」 発達支援ニーズがある児童・青年のグループセラピーにおけるアプローチについて立案しプレゼンテーションとディスカッションを行う 事例記録(カルテ)の読解
支援プログラムの立案
6 心理教育セッションの陪席 教員による保護者を対象とした心理教育セッションに陪席し、保護者の観察・記録を行う Moodle資料とテキストの読解
記録の整理
7 グループセラピー演習(児童・青年) 発達支援ニーズのある児童・青年のグループセラピーに参加する 記録の作成
8 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
9 グループセラピー演習(保護者) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
10 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
11 グループセラピー演習(児童・青年) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
12 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
13 グループセラピー演習(保護者) 発達支援のニーズのある子どもの保護者のグループセラピーに参加する 記録の作成
14 カンファレンス 前回のグループセラピーの記録にもとづくプレゼンテーションとディスカッションを行う 記録の作成・整理
15 ケーススーパービジョンとまとめ グループセラピー演習の経過をまとめ、プレゼンテーションとディスカッションを行う 記録のまとめ、ケースレポートの作成

成績評価
観点→
成績評価方法
U_C-1-2
[研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 もくもくグループへの参加態度によって成績評価を行います
出席 セラピーセッション、カンファレンスへの理由ない欠席は減点の対象とします

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)