文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
リハビリテーション支援法演習(人体の構造と機能及び疾病)

講義題目  リハビリテーション支援法演習(人体の構造と機能及び疾病)
教授 遠矢 浩一
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/4/6 (11:25)
授業の概要 この授業は,公認心理師受験資格を取得するための学部修得科目(25科目)の一つである。
 
 からだを動かすこと、動かすことができることは、からだのみならず、こころの健康の基礎/基本である。

 この授業では,関節の痛み,姿勢のゆがみ,動作の不調(座る,立つ,歩く,走る,投げる,つかむ等)の理由をからだの構造と機能を知ることによって理解し,自分自身で,あるいは,他者の心身の不調を改善していくための基礎知識を獲得することをめざす。

 姿勢や動きの不調を改善,回復するためには,「からだにとって自然な動き」を知ることが大切である。手・腕・足,体幹をまげる,のばす,ひねる,まわす,といったあらゆる動きを,からだの構造の理にかなったかたちで行うことに意味がある。自然な動きができるということは,からだに「無理のない」日常生活を可能とするからである。 

 この授業を通して,こころとからだの不調と身体運動の関係性について検討する。

 頸,肩,膝,腰の痛み等を防止し,軽減するための考え方を知ると同時に,スポーツ,ダンス,武道等における日常的な自分自身の諸活動スキルを向上させることにつながる知識と技術を身につけることを目指す。

 また,将来,脳性まひ等の運動障害者のリハビリテーションに携わることを希望する学生,障害者スポーツ等にかかわることを希望する学生、高齢者支援を職業とすることを希望する学生、生物学的な視点から女性アスリートに不可欠な支援の観点を学びたい学生等は,本授業を通して,包括的な動きの支援の在り方について考える機会としていただきたい。

詳細は、Moodleを参照してください。

(In this seminar, we will study human anatomical system of body movement relating to many kinds of conditions in the neck, shoulder, hip-joint, legs, etc. For the rehabilitation of athlete or people with physical disabilities including cerebral palsy, these exact and practical knowledge is necessary to facilitate their movement control. Learning these body-system, it is anticipated that all the students in this class will be able to re-think about human-bodily conditions deeply and utilize its knowledge and sometimes techniques to the practical work in their future for the person with special needs. )
キーワード : 身体運動 心身の不調 姿勢 アスリート 障害 リハビリテーション スポーツ
履修条件 : 1.双方向議論を主とする演習授業であるため人数を制限する。上限18名まで。 2.公認心理師受験資格との関係から、教育学部生、次に、文学部生を優先する。 3.人数が多い場合には,抽選とする。 Moodleの記載内容を確認してください。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 公認心理師受験資格取得のための25科目の1つである。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
骨格および筋の名称およびその付着点について理解し,各種身体運動が遂行される連鎖メカニズムについて説明できること。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : VISIBLE BODY (https://access.ovid.com/custom/kyu999/ )九州大学ダウンロードサイトから利用可能
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション 授業内容の説明 授業履修の有無を決定すること。
2 筋・骨格について 1 からだの動きの特性を知る 1 頸の動きと構造および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
3 筋・骨格について 2 からだの動きの特性を知る 2 頸の動きと構造および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
4 筋・骨格について 3 からだの動きの特性を知る  3 肩の動きと構造,および症状1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
5 筋・骨格について 4 からだの動きの特性を知る 4 肩の動きと構造,および症状2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
6 筋・骨格について 5 からだの動きの特性を知る 5 頸と肩の構造,および症状  ふりかえり VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
7 筋・骨格について 6 からだの動きの特性を知る 6 体幹,腰の構造,および症状  VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
8 筋・骨格について 7 からだの動きの特性を知る 7 体幹,腰の構造,および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
9 筋・骨格について 8 からだの動きの特性を知る 8 体幹,腰の構造,および症状  ふりかえり VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
10 筋・骨格について 9 からだの動きの特性を知る 9 股関節,大腿部の構造,および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
11 筋・骨格について 10 からだの動きの特性を知る 10 股関節,大腿部の構造,および症状 2 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
12 筋・骨格について 11 からだの動きの特性を知る 11 股関節,大腿部の構造,および症状 ふりかえり VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
13 筋・骨格について 12 からだの動きの特性を知る 12 下腿,足関節の構造,および症状 1 VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
14 筋・骨格について 13 からだの動きの特性を知る 13 下腿,足関節の構造および症状 ふりかえり VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること
15 筋・骨格について 14 総括 からだの不調と動作について ディスカッション VISIBLE BODYにより授業内容を適宜確認すること

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 出席と平素の成績
小テスト 教員の指示により適宜実施
レポート 教員の指示により適宜実施
プレゼンテーション 毎回、全員が教員との質疑応答、ディスカッションを行う。
出席 最重視。欠席1回につき10点を減点。60点未満は,不合格。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時。事前にメールにて連絡すること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)