文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
コミュニティ論講義 II (産業・組織心理学)
Community Studies II
講義題目  コミュニティ論講義U(産業・組織心理学)
准教授 杉山 高志(教育学部)
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/4/10 (11:45)
授業の概要 本科目は、「コミュニティ論」に関する講義である。「コミュニティ論」の理論や実践、様々な現場(例えば、地域教育、防災・復興他)の実践例を交えて解説する。受講生が「コミュニティ論」を用いて現代社会の諸問題を分析する視座を身につけることを目指す。本科目の中では、アクティブ・ラーニングの手法を活用し、コミュニティに根ざした実践的な研究事例を題材にしたテーマについて受講生同士のグループディスカッションや課題の実施を予定している。

( This course is a lecture on "Community Theory". The lecture will explain the theory and practice of "Community Theory" with practical examples from various fields (e.g., education, disaster risk reduction, reconstruction, etc.). This course aims for students to acquire a perspective to analyze various issues in contemporary society based on the perspectives of "Community Theory". In this course, group discussions and assignments on themes based on practical community-based research cases will be conducted by utilizing active learning methods. )
キーワード : コミュニティ、地域教育、防災・復興、まちづくり、アクションリサーチ
履修条件 : 特になし。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 公認心理師
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :  認定心理士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3d [人間科学コース固有の課題]
「人間」・「社会」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 教科書@:日本コミュニティ心理学会研究委員会 (2019) コミュニティ心理学—実践研究のための方法論, 新曜社.
教科書A:杉万俊夫 (2013) グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学, 世界思想社.
教科書B:杉万俊夫 (2006) コミュニティのグループ・ダイナミックス, 京都大学学術出版会.
参考書 : 楽学舎 (2000) 看護のための人間科学を求めて, ナカニシヤ出版.
杉万俊夫 (2000) よみがえるコミュニティ (フィールドワーク人間科学), ミネルヴァ書房.
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 コミュニティ論の歴史的な背景 本科目のオリエンテーションを行う
コミュニテイ論、特にコミュニティ心理学の概要や歴史的な背景について説明する
事前学修:シラバスを確認する
事後学修:教科書@の第1章を精読、授業概要の確認と授業内容の復習
2 コミュニテイ論に関する理論 (1) コミュニテイ論に関する理論、特にグループ・ダイナミックスの概要について説明する 事前学修:教科書Aの第1章と第2章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
3 コミュニテイ論に関する理論 (2) コミュニテイ論に関する理論、特にグループ・ダイナミックスの概要について説明する 事前学修:教科書Aの第3章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
4 コミュニテイ論のキーワード (1) コミュニテイ論のキーワード、特に活動の「かや」について説明する 事前学修:教科書Aの第4章と第5章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
5 コミュニテイ論のキーワード (2) コミュニテイ論のキーワード、特に言語の「かや」について説明する 事前学修:教科書Aの第6章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
6 コミュニテイ論のキーワード (3) コミュニテイ論のキーワード、特に規範の「かや」について説明する 事前学修:教科書Aの第7章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
7 コミュニテイ論のキーワード (4) コミュニテイ論のキーワード、特に群衆の「かや」について説明する 事前学修:教科書Aの第8章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
8 コミュニテイ論のキーワード (5) コミュニテイ論のキーワード、特に社会構成主義について説明する 事前学修:教科書Aの第9章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
9 コミュニテイ論のキーワード (6) コミュニテイ論のキーワード、特に人間科学の方法論について説明する 事前学修:教科書Aの第10章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
10 コミュニテイ論のキーワード (7) コミュニテイ論のキーワード、特に集合流について説明する 事前学修:教科書Aの第11章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
11 コミュニテイ論の研究事例(1) コミュニテイ論の研究事例(特に過疎地域に関する事例)を交えてコミュニティ心理学の理論を説明する 事前学修:教科書Bの第2章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
12 コミュニテイ論の研究事例(2) コミュニテイ論の研究事例(特に地域医療に関する事例)を交えてコミュニティ心理学の理論を説明する 事前学修:教科書Bの第3章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
13 コミュニテイ論の研究事例(3) コミュニテイ論の研究事例(特に地域教育に関する事例)を交えてコミュニティ心理学の理論を説明する 事前学修:教科書Bの第4章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
14 コミュニテイ論の研究事例(4) コミュニテイ論の研究事例(特に防災コミュニティに関する事例)を交えてコミュニティ心理学の理論を説明する 事前学修:教科書Bの第5章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習
15 コミュニテイ論の研究事例(5) コミュニテイ論の研究事例(特に血縁関係に関する事例)を交えてコミュニティ心理学の理論を説明する 事前学修:教科書Bの第6章を精読
事後学修:授業概要の確認と授業内容の復習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3d
[人間科学コース固有の課題]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 期末にレポートを課し、その評価を40%の配点とする。 各回の授業でコメントシートを課し、その評価を60%の配点とする。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 全講義の3分の1以上欠席した場合は単位を取得できない。
授業態度が著しく劣っている場合は減点する。
感染症の流行によって授業をオンライン形式に変更した場合は、評価方法を再検討する可能性がある。
学習相談 学習相談 : 水曜日12:00-13:00 及び授業後に学習相談の時間を設ける。不明点等がある場合は、sugiyama.takashi.294@m.kyushu-u.ac.jpに連絡すること。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)