文学部 人文学科 人間科学コース
心理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
発達援助学演習(障害者・障害児心理学)

講義題目  発達援助学演習(障害者・障害児心理学)
准教授 小澤 永治
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 後期
毎週 月曜5限
伊都イーストゾーン 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/29 (10:23)
授業の概要 子ども・青年の心理学的理解と支援に関して,心理アセスメントと心理支援法の基礎と実際について学ぶ。
子どもの心理アセスメントで用いられるフォーマルなツールである心理検査技法の理解とともに,およびアセスメントツールでは捉えきれないインフォーマルな理解の視点についてディスカッションを行う。
また,体験的な心理支援法について取りあげ,技法の基礎的概念の理解を行うとともに,心理支援にあたって必要とされる基本的な態度を習得することを目指す。
授業では受講生による発表,ロールプレイ,模擬事例からの演習を行う。

(In this class, we will discuss methods of psychological assessment and support for children and youth. )
キーワード : 子ども,青年,神経発達症,心理アセスメント,心理支援
履修条件 : 教育学部および文学部で開講されている発達心理学や臨床心理学,精神医学に関する講義科目を履修し,子どもと青年の定型発達および発達障害,心理的問題の基礎的理解を習得していることが求められる。
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
教育、人間、心理、社会、文化に関する自然科学・社会科学的および人文科学的アプローチの方法論を活用し、総合的に考察することができる
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特に設けない
参考書 : 授業中に適宜提示する
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション 授業概要の説明 資料の予習・復習
2 心理検査の概要と倫理 子ども・青年の心理アセスメントに用いられるツールの紹介と,検査者に必要な倫理観について 資料の予習・復習
3 発達検査 遠城寺式乳幼児分析的発達検査
新版K式発達検査 等
検査についての予習・練習
4 知能検査 田中ビネー知能検査X
WISC-X 等
検査についての予習・練習
5 行動・情緒に関する検査 Vinland-U適応行動尺度
CBCL 等
検査についての予習・練習
6 投映法 SCT
P-Fスタディ 等
描画法
検査についての予習・練習
7 テスト・バッテリーと解釈 複数の心理検査と面接技法の組み合わせ 資料の予習・復習
8 心理支援の概論と倫理 子ども・青年の心理支援に用いられる体験的技法の紹介と,心理支援にあたって必要な倫理観について 資料の予習・復習
9 描画療法 描画療法の基礎について 資料の予習・復習
10 臨床動作法 臨床動作法の基礎について 資料の予習・復習
11 イメージ療法 イメージ療法の基礎について 資料の予習・復習
12 箱庭療法 箱庭療法の基礎について 資料の予習・復習
13 事例からの理解1 子どもの心理アセスメント・心理支援に関する事例から学ぶ 資料の予習・復習
14 事例からの理解2 青年の心理アセスメント・心理支援に関する事例から学ぶ 資料の予習・復習
15 まとめ まなんだ心理アセスメント・心理支援について議論を行う 資料の復習

成績評価
観点→
成績評価方法
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 最終レポートの提出を求める
プレゼンテーション 心理アセスメント・心理支援技法についての学習に基づく発言・質問を求める
授業への貢献度 演習のため,出席と積極的な参加を求める

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業前後に受け付ける。
その他の時間を希望する場合はメールでアポイントメントをとること。
ozawa.eiji.877@m.kyushu-u.ac.jp

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)