文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
社会調査法講義
Methods of Sociological Research (Lecture)
講義題目  社会調査の調査設計と実施方法
教授 高野 和良
科目ナンバリングコード: LET-HUM2855J
講義コード:
2023 後期
毎週 木曜4限
伊都イーストゾーン B104(30) 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/26 (16:37)
授業の概要  社会調査の実際について、既存の社会調査結果をもとに、設計から分析の一連の過程における各種方法を解説し、実習形態も取り入れて講ずる。

(This lecture course focuses on the design and implementation of social research.)
キーワード : This lecture course focuses on the design and implementation of social research.
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項  対象学生:社会調査士資格を取得しようとする学生に限る。
社会調査士
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 : 教職(社会)(公民)
資格 :  社会調査士
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
研究テーマに即した調査方法を、根拠と共に複数提示することができる。 研究テーマに即した調査方法を、根拠と共に1つは提示することができる。 研究テーマを明らかにすることができる可能性のある調査方法を、とりあえず提示することができる。 社会調査の方法を提示することができる。
U_C-1-2 [研究手法]
それぞれの専門分野に固有の問題設定を理解し、研究手法を正しく身に付けて実践し、必要な史資料や文献を収集できる。
量的調査と質的調査それぞれの特性を知り、調査テーマに合わせた使い分けの方法を提示することができる。 量的調査と質的調査それぞれの特性を説明できる。 量的調査と質的調査それぞれに含まれる方法を複数説明できる。 量的調査と質的調査いずれかについては説明できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 講義形式を基本として授業を行う。授業中に指定する文献を用いたグループワークも取り入れる予定である。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :  テキストとして下記書籍を使用する。
 高野和良編著,2022,『新・現代農山村の社会分析』学文社.
参考書 :  開講時に指示する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション:講義の概要を紹介し、受講生の問題意識の報告を受け、今後の講義展開について検討する。
2 社会調査をめぐる状況1:文献データベース、統計データベースの利用法を紹介し、情報収集の基礎的な理解を深める。
3 社会調査をめぐる現状2:指定統計(統計法)などを例に、社会調査の発展過程を理解する。
4 社会調査の種類と方法1:統計的調査、記述的調査の特徴を紹介し、各調査手法のメリット、デメリットを理解する。
5 社会調査の種類と方法2:前回に続き、統計的調査、記述的調査の特徴を紹介し、各調査手法のメリット、デメリットを理解する。
6 社会調査の種類と方法3:実際に使用された調査票をもとに、調査票作成方法について概説する。
7 調査票の作成と検討1:各自が作成した調査票をもとに検討を行う。
8 調査票の作成と検討2:各自が作成した調査票をもとに検討を行う。
9 調査票の作成と検討3:各自が作成した調査票をもとに検討を行う。
10 調査分析の方法1:単純集計(平均、標準偏差、変動係数など)に基づく分析の理解を深める。
11 調査分析の方法2:クロス集計(多重クロス)に基づく分析の理解を深める。また、複数回答の処理を理解する。
12 調査分析の方法3:検定の方法を理解する。
13 調査分析の方法4:統計分析ソフトの利用法を理解する。
14 調査分析の方法4:統計分析ソフトの利用法を理解する。多変量解析(重回帰分析など)の方法を理解する。
15 全体のまとめ:授業の振り返り等を行う。

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-2
[研究手法]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 授業への積極的な参加を重視する。
学習相談 学習相談 : Moodle等で適宜受け付ける。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)