授業の概要 |
サンスクリット語初級で身に着けた文法知識を元に、実際にインド文学の原典に当たり、習得した知識の定着を目指す。 この授業では、インド古典叙事詩『マハーバーラタ』中の挿話、「ナラ王物語」を冒頭から読み進める。 デーヴァナーガリー文字を自分でローマナイズして読み進めていくので、インドの文字に触れることができることも、この授業の楽しみの一つである。インド哲学史専修の学生にとっては、卒業論文作成に向けての基礎学力を養う場となる。
(The aim of this seminar is to develop understandings of the structure of the Sanskrit language. Students will improve their reading skills of Sanskrit. )
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キーワード : ナラ王物語 デーヴァナーガリー文字
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履修条件 : サンスクリット語初級を履修していること
履修に必要な知識・能力 :
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特記事項 |
遠隔/対面 |
Moodle 情報 |
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対面授業 |
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リアルタイム-オンライン授業 |
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ハイブリッド授業(対面+オンライン) |
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オンデマンド型授業 |
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課題提出型授業 |
教職 :
資格 :
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到達目標 |
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かなり優れている |
優れている |
及第である |
一層の努力が必要 |
B_A-c [言葉の理解] 前期で学習した、名詞・形容詞の性・数・格は何か、動詞の語根は何か、時制と態(能動態か反射態か)と人称と数は何か、ということを確認しつつ、『ナラ王物語』の読解を進めていくことを通して、サンスクリット語の基本的な文法事項の定着を目指す。連声する前の形は何か、ということや、デーヴァナーガリー文字を正確にローマナイズすることも重要である。 |
デーヴァナーガリー文字を自分でローマナイズし、連声する前の形を想定し、名詞・形容詞の曲用と、動詞の語根は何か、動詞の形は何か、ということを正確に理解し、正確に訳読して、後期の間に第四章が終わるところまで読み進むことができる。 |
デーヴァナーガリー文字を自分でローマナイズし、連声する前の形を想定し、名詞・形容詞の曲用と、動詞の語根は何か、動詞の形は何か、ということを正確に理解し、正確に訳読できる。 |
デーヴァナーガリー文字を自分でローマナイズし、連声する前の形を想定し、名詞・形容詞の曲用と、動詞の語根は何か、動詞の形は何か、ということを、ある程度まで理解している。 |
デーヴァナーガリー文字を自分でローマナイズできてはいるが、連声する前の形が十分に想定できず、名詞・形容詞の曲用についての理解が不十分であり、動詞を含めた基本的な文法事項が十分に理解できていない。 |
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
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授業方法 |
授業形態(項目) |
授業形態(内容) |
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講義 |
サンスクリット語の文法事項を確認しながら、『ナラ王物語』の読解を進めていく。 |
● |
外国語演習 |
● |
原典資料演習 |
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実習/フィールド調査 |
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Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習) |
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学生のプレゼンテーション |
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Moodle の使用 |
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学外実習 |
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野外実習 |
テキスト : Lanman, A Sanskrit Reader, 1884. Whitney, Snskrit Grammar, 1889. (テキスト(紙媒体))
参考書 :
授業資料 :
授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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進度・内容・行動目標等 |
講義 |
演習・その他 |
授業時間外学習 |
1 |
この授業では、ランマンの『サンスクリット・リーダー』の中に含まれている『ナラ王物語』を毎回、読み進めていくことによって、サンスクリット語の基本的な読解力をつけることをめざす。学習者は、まず、ランマンの教科書のデーヴァナーガリー文字をみながら、ノートに5行くらい間隔をあけてローマナイズし、空欄に文法事項を記入する形で予習を進めていくことになる。そのさい、ランマンの教科書の300頁以降の部分の説明を参照しつつ、また、そこにでてくる(ホイットニーの文法書の)文法番号に従って、ホイットニーの文法書も参照して文法事項を確認することが重要である。また、連声する前の形を想定し、名詞・形容詞の語幹は何か、性・数・格は何か、また、動詞の語根は何か、動詞の形は何で、態、人称、数は何か、どの形容詞がどの名詞にかかっているのか、ということを確認しつつ、解読を進めていくことになる。授業の中ででてきた文法事項について、前期で使用したゴンダの教科書の説明箇所を再度確認しつつ進めていくことによって、前期で学習した基本的な文法事項についての定着をめざし、サンスクリット語を読解するための基本的な力をつけるようにする。 |
○ |
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成績評価 |
観点→ 成績評価方法 ↓ |
B_A-c [言葉の理解] |
備考(欠格条件、割合等) |
出席 |
◎ |
65%程度考慮する |
授業への貢献度 |
◎ |
35%程度考慮する |
GPA評価
A |
B |
C |
D |
F |
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 |
授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 |
授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 |
授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 |
授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。 |
成績評価基準に関わる補足事項 :
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学習相談 |
学習相談 : 授業終了後に質問を受けつける。
授業以外での学習に当たって : 上記の「授業計画」に沿った形で、予習を進めることが重要である。
合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)
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