人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
哲学の諸問題・特論 III
Problems of Philosophy (Specialized Lecture III)
講義題目  社会存在論概説1
教授 倉田 剛
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 火曜3限
伊都イーストゾーン D107(50) 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/3/28 (15:16)
授業の概要 社会存在論(social ontology)とは、社会的世界の構成要素(行為者、集団、社会的・制度的事実、社会種、慣習・規範・制度など)の本性とそれらのあいだの諸関係を明らかにしようとする形而上学の一分野である。この講義では、社会存在論の基礎と最新の動向を初学者にも分かる仕方で解説する。前期は、主にサールにおける「標準モデル」、社会的事実の基礎づけ、社会種の理論を論じる。

(In this lecture, the fundamentals of social ontology and the latest developments will be discussed in a way that is understandable to the uninitiated.Particularly in the first semester, we plan to examine Searle's "standrd model", the grounding of social facts, and the theory of social kinds.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B2-b [理論的思考力]
社会存在論に関する基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
社会存在論の諸領域に関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを批判的に検討することができる。 社会存在論の諸領域に関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを自らの言葉で説明できる。 社会存在論の諸領域に関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を理解することができる。 社会存在論の諸領域に関する基礎知識、それらの領域に固有の問題設定や研究手法を理解することが困難である。
DP_B1-b [理論的な分析]
この領域を代表する哲学者たち思想やその表現に対する批判的考察を通じて、人間存在を深く理解し、それを説明できる。
この分野を代表する哲学者たちの思想やその表現に対する批判的考察を通じて、人間と世界を深く理解し、それを自らの言葉で説明できる。 この分野を代表する哲学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることができ、それを説明できる。 この分野を代表する哲学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることができる。 この分野を代表する哲学者たちの思想やその表現を通じて、人間と世界に関する理解を深めることが困難である。
MP_B2-c [問題解決能力]
学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることができる。
学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、議論をリードすることができる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、有効なコミュニケーションを取ることができる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現することができる。 学問的な討論の場で、他者の意見を理解することや、自分の意見を明確に表現することが困難である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 資料(紙媒体と電子媒体)および板書
参考書 : 適宜指定する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション
2 社会存在論とは何か(1)
3 社会存在論とは何か(2)
4 サールの「標準モデル」(1)
5 サールの「標準モデル」(2)
6 サールの「標準モデル」(3)
7 社会的事実の基礎づけ(1)
8 社会的事実の基礎づけ(2)
9 社会的事実の基礎づけ(3)
10 社会種に関する実在論(1)
11 社会種に関する実在論(2)
12 社会種に関する実在論(3)
13 社会的集団の形而上学(1)
14 社会的集団の形而上学(2)
15 社会的集団の形而上学(3)

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B2-b
[理論的思考力]
DP_B1-b
[理論的な分析]
MP_B2-c
[問題解決能力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 随時受け付ける。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)