人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
哲学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
現代哲学研究 III
Modern Philosophy (Seminar III)
講義題目  フッサールに現象学おける認識と倫理
甲南大学文学部 教授 吉川 孝
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
集中
伊都イーストゾーン B102 教室
M/J科目 (日本語, German)
更新情報 : 2023/3/3 (14:26)
授業の概要 この授業では、フッサールを中心とする現象学における認識と倫理の問題を扱います。フッサールは現象学の創始者として知られており、その中心的な課題は認識論にありました。しかし、彼の認識をめぐる解明は、常に倫理的意味を持つものであり、フッサールは認識を問う倫理学を確立しています。その現代的意義を、マードックやフリッカーなどの現代の論者を手がかりに明らかにします。

(This lecture course focuses on Husserl's epistemology to reveal the contemporary significance of his ethics of knowing. )
キーワード : 現象学、認識、倫理、現代倫理学、ヴィジョン、認識的不正義、
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 前期集中講義
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_B1-a [一次資料の読解]
哲学および芸術学の領域に関する文献や一次資料を厳密に読解する能力を身につける。
フッサールなどの一次資料を理解して、最新の学術成果に基づいて批判的に検討できる。 フッサールなどの一次資料を理解して、批判的に検討できる フッサールなどの一次資料を理解できる。 フッサールなどの一次資料を理解することが困難である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 板書
テキスト(紙媒体)
スライド資料(電子媒体)
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 現象学とは何か
2 フッサールの現象学
3 『論研』から『イデーンI』へ
4 『論研』から『イデーンI』へ
5 フィヒテ講演
6 フィヒテ講演
7 『改造』論文
8 『改造』論文
9 『改造』論文
10 『改造』論文から『危機』へ
11 認識の倫理
12 認識の倫理
13 ヴィジョンの倫理
14 ヴィジョンの倫理
15 認識の倫理と正義

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_B1-a
[一次資料の読解]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
プレゼンテーション

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : 授業終了後に教室にて質問に応じる。

授業以外での学習に当たって : 1回の授業につき、60分程度の予習が望ましい。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)