人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野
インド哲学史 専修
専修科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
古典インド思想研究 IB
Classical Indian philosophy and religions (Seminar I)B
講義題目  サンスクリット原典講読
教授 片岡 啓
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 夏クォータ
毎週 月曜5限
伊都イーストゾーン 印哲研 教室
M/J科目 (日本語, サンスクリット)
更新情報 : 2023/4/4 (10:29)
授業の概要 専門分野に関連するサンスクリット原典を講読する.サンスクリット文法の知識は必須である.カーリダーサ著『ラグヴァンシャ』の第四章を読む。美文学(詩)の「詩人の約束事」について学ぶ。サンスクリット語の語彙を増やしながら、サンスクリット文学の傑作である『ラグヴァンシャ』というマハーカーヴィヤ(大詩)に習熟する。構文、形式など、詩文学を読むのに必須の読解能力を涵養する。初等文法を終えた者を念頭に、文法事項についても不明な場合は詳しく解説する。また中級の撰文にも慣れ、少しサンスクリット読解に余裕のある学生の場合は、詩に附属の注釈も読んでくることで楽しさは倍増するはずである。対面を基本とするが、不都合のある学生についてはオンライン参加も可能なように配慮する。ただし画面はオンとしてもらうので準備されたい。サンスクリット文学の一般的な知識については辻直四郎の『サンスクリット文学史』(絶版)を参照されたい。資料はこちらで用意する。

(This seminar course introduces the most influential primary literature. The knowledge of Sanskrit grammar is required. This term we read the Raghuvamsa of Kalidasa. )
キーワード :
履修条件 : Sanskrit grammarは必須である
履修に必要な知識・能力 : Sanskrit grammarは必須である
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
著者の意図を正確に把握するとともに,背景を踏まえている. 著者の意図を十分に把握している. 文章の表面的な意味を最低限捉えている. 文章の表面的な意味を捉えるのに更なる努力が必要.
G_B-2-1 [修士:知識・理解の深化と統合]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得し、高度に専門的な知識を有機的に総合できる。
単語の意味,文法事項,構文を正確に理解できている 内容理解に資する文法事項等を十分に理解している 内容理解に資する文法事項等を最低限調べている. 文法事項の把握にさらなる努力が必要である
D_B-1 [博士:知識・理解の深化と統合]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得し、高度に専門的な知識を有機的に総合し、大きな規模で、提示できる。
著者の表現・論理に習熟するとともに,それを自身の言葉で説明できる. 著者の論理を十分に把握できている. 著者の論理を最低限理解している. 著者の論理を理解するのに更なる努力が必要.
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 サンスクリット原典の講読。輪読形式で行う。参加者が随時和訳を行う。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : こちらで用意する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション 演習
2 Raghuvamsa 第四巻 第17−20詩節 演習
3 Raghuvamsa 第四巻、第21−24詩節 演習
4 Raghuvamsa 第四巻、第25−28詩節 演習
5 Raghuvamsa 第四巻、第29−33詩節 演習

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-2-1
[修士:知識・理解の深化と統合]
D_B-1
[博士:知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 参加者の和訳参加をもって貢献度とする

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : after the class

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)